2016年5月30日月曜日

結び替えとビレイ解除

5月28日(土)は、岩場リード講習にて、小川山。
NS夫妻、男性TNさん、男性SKさん。
結び替えには、代表的に2種類あります。

①末端ではない部分に、エイトノットを結ぶ
(安全環付きビナなどで、ハーネスに連結)

②ハーネスからエイトノットを解いてから、再度末端でエイトノットを結ぶ
(完全に結び替える)
ロープの長さギリギリのロワーダウンとか、チェーンにロープを通すのに2重では通りにくい、といった場面にも使えるのは、②です。

環付きを持っていかなくても済むので、うっかり取り付いたら結び替えだったときにも対応できます。

という訳で、場面を選ばないのは②。
ただ、私の印象では、初級者は①が好きな人が多いです。
中上級だと、どっちも居るくらいですかねー。

よくある理由で、
「エイトノットを解く前に、次のエイトノットを結べるから、ビレイが継続していて安心。」
というもの。

これ自体の賛否両論は、ブログで言及するのはやめておきましょう・・・。
誤解を生むとか、炎上とか、様々なリスクが(笑)。

それに、今回の内容は、もうちょっと初歩的な話なので。
本日、この理由を主張していた講習生がおりました。

私は、
「ふむふむ。」
と講習生同士の話を聞いておりました。

さらに、この方は、結び替え作業に入るときに「ビレイ解除!」のコールをするとも主張。

「ロワーダウンする前に、もう1回ビレイしてもらえば良い。」
という話。
おや?
ビレイ解除しちゃったら、エイトノットを結んだままの意味がないんじゃ?

そして、もう1回ビレイしてもらうんなら、ビレイしたまま緩めてもらえれば十分なんじゃ?
むしろ、ビレイ解除コールは、間違いを生みやすいから結び替えに適さないのでは?
そういった疑問が、次々と本人に跳ね返ってきます。

本人も、自分が分かったつもりで全然整理されていないことに、驚いていました。
良い経験でしたねー。
こういう突っ込んだ内容は、なるべく雨のロープワークで。
でも、岩場に行く以上、最低限はやらないと、ですね。
 具体的な講習内容
・スラブのムーヴ練習
・リードで落ちる練習
・終了点作業の地上練習
NS夫妻:立ち木での懸垂下降
TNさん、SKさん:結び替え
・実践本気トライ
NS奥様:Song of Pine(5.8) オンサイト、かわいい女(5.8) R.P.
NS旦那様:Song of Pine(5.8) オンサイト、かわいい女(5.8) 1テン
TNさん:かわいい女(5.8) オンサイト
SKさん:ウルトラセブン(5.7) オンサイト

かわいい女は、5.8ながら毎回ドラマを生むルートですね。