2017年12月5日火曜日

コツ

12月3日(日)は、岩場リード講習にて湯河原。
女性FSさん、男性MKさん、女性TDさん、男性STさん。
クライミングにも、様々なコツがあります。

当塾で重視しているだけでも・・・
足をソっと置く(ネコ足)、手や足をジワっと岩に馴染ませる、要所要所での脱力、などなど。
で、講習生からの質問。
「これを実戦中(完登できない可能性が十分にあるリード)に、意識できるか?」

それぞれ意見を出してもらうと
①「無理。だから、無意識化するまで反復練習するしかない。」
②「危うくなったら意識せざるを得ない。だから、ヤバイときだけはやりそう。」

どちらも、私の感覚とも近いです。
ちなみに、実戦中にコツを意識するのが難しいのは、「イッパイイッパイだから。」と素人さんがよく言います。

何に、イッパイイッパイなんでしょう?
高度感?恐怖心?
ホールド探しに追われている?

ただ、今回の皆さんは講習生はもうちょっとレベルが高いので、
「右か左か、どちらから登った方が楽そうか?」
「次のクリップまで安全に行けそうか?」
「どんなムーヴで行ったら、怖くなさそうか?」
くらいの意識は持てているように思います。

素人さんよりはマシであっても、こういう作戦面に追われて、コツに関する話は意識から薄れがちになるものです。
そして、これは私も同じです。
(作戦を立て慣れている分、脳の余白はあるでしょうけど)
さて、皆さんはどうやってコツを身につけて行きますかね?
上述の①、②で大体の答えになっている気がしますが。

最近、フォームを意識せよ(骨盤を立てよ、脇を締めよ、などの基本姿勢)みたいな話が主流になってきた感もあります。
これに関しても、「なるほどね。」と本で読んで1回身体を動かしたぐらいでは、まるで実践で使えないものです。

私自身、コツも、コツ習得の過程も、日々改良中です。
実戦本気トライ
MKさん、STさん:アブラカダブラ(5.10a) R.P.(2人とも、過去にトップロープで触っていた。今回一撃。)