2019年3月17日日曜日

権現岳東稜、敗退

3月14日(木)、15日(金)は、1人で八ヶ岳の権現岳東稜。
久々に、ロープありの山行。
<快晴のアプローチ>

権現岳東稜って、昔トポを読んだ記憶はあるのですが、もはや記憶の彼方です。

ただ、ここ東面の入門ルート、天狗尾根は何度も登っています。
思い返せば、旭岳東稜も何度も登っていました。

記憶的には、実質1~2ピッチみたいな山域で、雪壁や草付きをダブルアックスで登れば、岩場を巻くことが出来そうな感覚があります。
<権現岳と旭岳>

せっかくなので、トポは読み返さずにオンサイト気分で楽しんで来ましょう。
<出合小屋>

<トレースを付けに尾根の取り付きを目指す>

<遠く、権現岳らしき姿>

<所々に、ノーロープで登れる程度のアイス>

<水汲みは、沢ポチャ注意>

とは言ったものの、体力不足で時間切れ敗退でした。

しかしながら、尾根の取り付きから全てのラインを想像して登るのは、楽しいですね。
1人だと巻きラインを選ぶことから、次回はカムなどのプロテクション類は持っていかない方向で!
プロテクション担いでのラッセルは、私には荷が重かったです。
<岩場直下で、既に10時・・・。諦めムード漂う>

行動記録
1日目:
 9:15 美し森駐車場を出発
12:00 出合小屋
12:30 トレース付けに出発
14:30 尾根の取り付き付近に、多少の荷物デポ
15:20 出合小屋

2日目:
 3:00 起床
 4:40 出発
 5:40 デポ地点
10:00 岩場の50mほど下
      ここから、巻きラインで雪壁、草付きを登る。
      雪が深くて、150m程度にすごく時間が掛かった。
      1ヶ所だけロープを使用
14:00 敗退開始
      ここから懸垂下降を繰り返す
15:30 岩場の50mほど下
18:10 出合小屋
18:30 出発
20:30 美し森駐車場に到着

東京は、もう春気分ですが、2,000mあたりでも十分に冬気分だなと思いました。
そして、ここ1年で一番疲れました。

かなり味わい深い2日間でした。