3月21日(木、祝)は、岩場リード講習にて、天王岩。
女性FIさん、女性FSさん。
墜落距離とか、フォール時の受身姿勢を意識するようになって、だいぶ登りが変わって来た2人。「もしも講習を受けなかったら、どんなタイミングで気づけたんですかね?」
という質問をしてみました。
「やっぱり、実際に落ちて怪我をしたら、じゃないですか。」
と言う2人。
「ただ、それでもキッチリとは分からない気がします。」
と、予測。
ここから空想の話です。
リードのフォールで怪我をした場合。
しかも、なぜ怪我をしたのか、自分でも分析不可能なケースを想定してみましょう。
Aさん
「やっぱり、落ちるのは危険だ!突っ込んでは行けません。」
Bさん
「落ちるのが、ますます怖くなった。もうどうして良いのか分からない。」
Cさん
「自分は怪我をしたけれど、上手い人は皆フォールしている。しかも、雑誌のインタビューとかを読んでも、クライミングはリスク計算あってこそだと皆さん仰っている。だから、自分が何か間違っているだけで、フォールがダメとは断定すべきではない。」
<フォールの瞬間>
しかし、このような行動を取る人は、本当に一握りだと思います。
彼らは、きっと素晴らしいクライマーになるのでしょうけれど。
ただ、「自分ではそこまで頑張れないから。」と言って、講習に来る人は、実はAさん・Bさんよりは伸びしろが大きいんじゃないかと思います。
怪我をした人に対して、
「フォールしたときのことを考えながら登るなんて難しいから、怪我は仕方ないよ。」
みたいな慰めを周りがしてしまうかもしれません(笑)。
これは、慰めなんだか悪魔の囁きなんだか。
全ては架空の話なんですが、初級者心理あるあるを色々と詰め込んでみたので、それなりに真は付いていると思うんですよね。
とりあえず、今回はこの辺で。
実践本気トライ
FIさん:クラックジョイ(5.9) O.S.
FSさん:クラックジョイ(5.9) フラッシュ