3月3日(日)は、ロープワーク講習にて、ストーンマジック。
男性FMさん、女性YYさん、男性STさん。
<結び替えやら、懸垂下降あれこれ>
「こういうところでは、バックアップとか凄く言うじゃないですか?でも、実際は敗退のときとかはボルト1本に敗退ビナ1個で降りたりするんですか?」
もちろん、最終ボルトだけでなく、もう1個下のボルトにも敗退ビナを残して、計2個で敗退するという安全策もあります。
この辺を、どう捉えるかという問題。
同じような例で、終了点の2本のボルトが連結されておらず、それぞれにラッペルリングがあるというシチュエーション。
結び替えでロープは2本ともに通しますが、セルフビレイは1本のボルトからしか取ってない、という人も多いと思います。
<ボルダーの目検討課題を作成中>
そもそも、スポートルートの場合は支点の信頼度が高いから、1本に命を預けるのはアリ?
それとも、2本じゃなきゃダメ?
出来るだけ2本にしたいから、1本は極限まで場面を限定すべき?
カムでも、絶対にセットミスしていない自信があるときにどうするか、というのと似ていて、最終的には本人次第でしょうか。
スポートルートの場合、そもそも2本目、3本目ぐらいだとリードで落ちても1本抜けたらグランドという距離感で打ってあることが多いので、「リード中のバックアップは諦めるか?それも嫌なら、リード辞めますか?」という根源的な問いも出て来てしまいそうですが。
「妥協点を見出すしか無いんだけど、なるべく安全寄りに設定したい。」
という講習生の気持ち、すごく分かります。
その気持ち、先輩方には面倒くさがられることもあるでしょうけど、持ち続けて欲しいと思います。