2012年9月19日水曜日

小川山リード講習の続編(リード研修!?)

9月13日(木)、14日(金)は、小川山にて岩場リード講習。
今回は、男性ONさん、Hさんのペア。
今回は、2人とも岩場リード講習は済んでおります。

で、今回はその実践編まで受講したい、という要望での講習でした。
(2週間前にTZさんに行ったものと、大体は同じ内容。)
2人とも、終了点作業も含め、基本的なことは分かっているはず。
とはいえ、実際にリードすれば、きっと少しは危なっかしいことをするだろう、というレベル。

まあ、講習直後なんて、皆様そんなものでしょう。

そこで今回は、2人ペアで私がオススメするルートを、がんがんオンサイトトライして頂きます。

その中で、危なっかしいことは指摘し、終了点作業は実践&復習、そして細かいロープワークを洗練していくもの。
講習とはいえ、研修に近い感覚です。

学生時代に受けた、文部省のリーダー研修会もこんな感じでした。
自分たちで登山行動しながら、講師にダメ出しされ、質問にも答えてもらい。

もう少し厳しかったけど・・・。
でも、あれは楽しかった。
平日であることを利用して、ルートは超人気の「小川山物語(5.9)」!

ONさんは、オンサイト!
Hさんも、3便でレッドポイント!

まさに「登りたい!」と思わせる、自然の造形美。

もちろん、まだまだビビりまくる経験値。
そんな中でも、本当にギリギリ。
熱いクライミングでした。

ちなみに、僕も5年ぶり位に登りましたが、ちょっと湿ってたこともあって、結構難しい。
何度も行きつ戻りつしてしまい、「2人とも、やるなぁ」とちょっと関心。
2日目は、Hさんだけのマンツーマン。

最高の天気の中で、5.10aにチャレンジすれど、さすがにまだ時期尚早!?
2便出しても核心ムーヴは解決せず。
これもまた、良い経験です。
そして、午後はロープワーク、終了点作業の復習を兼ねて、5.8を何本もリード!
夕方は、キャンプ場でロープワークの仕上げも行い、フラフラになるまで頑張っておりました。

それにも負けない体力・気力。
さすがでした。
具体的な講習内容
初日:小川山物語(5.9)、小川山ストリート(5.9)
・実践オンサイトトライ&レッドポイントトライ
・ヌンチャクに足を絡ませないことなど、実践的な注意点を多数
・リード&フォローの仕組み(質問に応じて、ロープワーク)

2日目:無名ルート(おむすび山スラブ、5.10a)、生木が倒れたよ(5.9)、マイルドタジヤン(5.8)、やわらかソラマメ(5.8)
・実践リードトライ
・スメアリングの基本
・終了点作業を総復習

こういう、基礎講習を受講済みの方の研修も良いですね。
危なっかしいことへの注意、レベルアップのためのアドバイスに集中できます。