9月5日(水)は、自分のクライミングでミズガキ不動沢へ。
実に、3ヶ月ぶりのクライミングです。
本当に、富士山は忙しかった・・・。
パートナーは、富士山仲間のMDさん。
さて、今回はとりあえずリハビリ。通い慣れた岩場でリハビリするのも単なるトレーニングになってしまうので、モチベーションが落ちてしまう。
そこで、行ってみたかったけど、「ちょっと易しそうだから、あまり行かないエリア」というのが今回の行き場所選び。
半ば病み上がりのMDさんも、ちょうどいい感じでした。
まずは、一部で人気ルートの「未知との遭遇」。
不動沢のクライミングの醍醐味の1つ。
それは、岩場が山の側壁ではなく、岩塔であること!
数ピッチで登り切った場所が岩塔の頂上であることが多く、アルパイン的な達成感を味わえることです。
で、通常はその岩塔の側面にあるクラックを登って頂上を目指す訳です。
が、このルートは 岩塔の内側を登ります。
スタートは側壁なのに、大チムニーを登っているうちに、いつの間にかトンネル。
むしろ、ヘッドライトなしでは厳しいケイビングの世界へ!
でも、上へと目指して行くと、段々と明るくなり、最後には岩塔の上へと飛び出すのです!
登る自然の造形美!
グレードは5.8のワイドですから、頑張れば初級者でも行けると思います。
最高でした。
そして、いつものように見渡す限りの岩塔を眺める。
次回へのモチベーションも湧きます。
さて、昼休憩を挟んで、2本目のルート。
これは、普通のマルチだが、ちょっと難しいワイドの5.9。
藪の中でのロープワークで手間取ったり、自分の山勘が鈍っていることを実感。
山、行かなきゃ。
ラストは、トポに乗っていないルートを初登ごっこ。
もしかしたら、本当に初登かも(笑)
これが一番苦労しました。
5.10aのオフィズスって感じでしょうか。
40mのルートですが、途中のテラスでギアが足りなくなり、2ピッチに分けて登りました。
具体的に登ったルート
<メルヘン岩>
・未知との遭遇(5.8、2ピッチ)
トポのラインでは終わりにせず、そのまま3ピッチ目まで伸ばして岩塔までトップアウト!
・ブラウン・ジョー(5.9、2ピッチ)
トポではトップアウトしているが、未知との遭遇で登ったラインと重複するので、2ピッチまででお終い。
・「ルート名不明」(ブラウン・ジョーの裏面、体感5.10aのO.W.、40mを2ピッチに分けてオンサイト。)
クライミング内容も充実して、掘り出し物でした。
ようやく迎えた最高の1日でした。