2016年2月21日日曜日

勝負師

2月21日(日)は、岩場リード講習にて、湯河原。
男性YDさん、男性KMさん。
<冬晴れ>

YDさん、本日の本気トライにて。

1トライ目は、核心部を越えた最終ボルトにて、ギブアップ。
2トライ目も、何度もギブアップ宣言する中を、ガンバコールで何とか完登!
<梅も5分咲き>

「結果的には登れたけど、(内容は)全然ダメでしたね。」
という本人談。

本人なりの反省の中で、紹介しやすい2点。
<岩探し>

①オブザベ段階で、ついつい楽観的な読みをしてしまう。
「あそこは、まぁまぁ簡単そうだなー。」

→その場になると、意外と難しい。
→ジムルートの核心部みたいに、ムーヴに集中しても出来るか否か、みたいな難易度じゃないのは分かっている。
→でも、なんだか覚悟が決まっていないので、右往左往。
→パンプしてくる。
→「テンション!」って言いたくなる。
<ムーヴ練習>

②良いスタンスから出発したくなくなる、という病。

→このスタンスから出たら、もう安心できるところは無い、というプレッシャー。
→なかなか出発できない。
→無限レストポイントって訳でもないので、徐々にパンプ。
→「テンション!」って言いたくなる。

特に、途中にテラスがあるルートは、そこで辞めたくなってしまうそうです。

(どこかで聞いたような話ですね・・・)
<アブラカダブラ(5.10a)>

これを読んだ皆さまは、いかがでしょう?

共感できて友達になれそうですか?
<ガンバ!>

アドバイスするまでもなく、反省点も明確でした。
自分のメンタルを客観視できる人は、強くなりますね。

私から言えることは、1つだけ。

「大丈夫です。半分くらいの初級者は、同じような気持ちだと思いますよ。あとは、そういう自分を自覚してトライすれば十分ですよ!」
<マジでギブする5秒前>

具体的な講習内容
・ムーヴ練習
・ヌンチャクの向き
・トップロープでのムーヴ練習(KMさん)
・リードで落ちる練習&止める練習
・立木での懸垂下降(YDさん)
・実践本気トライ
YDさん:アブラカダブラ(5.10a) 1トライ目は、1テン。2トライ目で、R.P.。