2019年4月24日水曜日

老婆心をセーブする

4月17日(火)は、リード3回目&ムーヴLv.1。
男性KTさん、男性HGさん、復習参加の女性HNさん。
今回で、2人ともジムリードは卒業といたしました。

4月18日(水)は、ムーヴLv.0にて、男性MDさん。
リード1回目にて、女性OJさん、女性KBさん、復習参加の男性NMさん。

4月19日(金)は、ムーヴLv.0にて、新規男性STさん、新規男性HTさん。
どんな内容を講習しても

A「目から鱗が落ちました!」
B「確かにやった方が良いような気はしますけど、かなり細かい話じゃないですか?」
C「なんだかイマイチ理解できなかった。」

という全ての反応が起こりえると思います。

もちろん、Aを連発させたいところですが、そうは行かず。
1回の講習あたり、2個あれば会心の仕事、1個あればまずまず、0個のときも度々、ぐらいの印象です。
BとかCは、私に非があるので、どうにか挽回したくて必死に言葉を尽くしたくなってしまいます。

が、Cの状態でクドクド言うと、雰囲気が悪くなることもあります。
また、Bの状態も、似たようなものです。
(講習慣れしている常連さんは、ちょっとのプラスが追々効いてくることに慣れていたりするので、問題にはなりにくいですが。)
例えば、レスト態勢。

「回復すれば一番だけれど、パワーゲージが減らないぐらいでも、登りながらのオブザベに使えるから便利ですよ。」
という理屈だけを話したとします。
これは、ジムでのトップロープですぐに役立つ点だけを説明したもの。

ただ、これを教えたい背景には
・クリップ態勢
・岩場のヌンチャク掛け態勢
・リスクあるランナウトでの行きつ戻りつ
・クラックでのカムセット
・アイスでのスクリューセット

などが含まれています。

もちろん、講習生はレストが苦手であることが将来的にそこまで響くことになるとは知らないので、
「確かに、この態勢の方がちょっと楽ですけど、そんなに大事ですかね?」
という反応になっても無理からぬと思います。
そんな訳で、BやCの反応でも、ある程度は流すことも必要だと思っています。

本質的には同じ内容を、別の事例でお話しする機会は、いくらでもあると思いますので。