2019年5月14日火曜日

省エネor確実

5月11日(土)、12日(日)は、岩場リード講習にて、小川山。
1日目は、女性YIさん、女性STさん、男性Nさん、復習参加の男性STさん。
2日目は、男性NMさん、男性FMさん、男性FTさん、復習参加の女性HSさん。
今回、話題に上がったことで、「省エネと確実性は、イコールではない。」というのがあります。
①省エネ かつ 確実   ⇒ どんな場合も有効
②パワフル かつ 確実  ⇒ 安全重視の場面で、有効
③省エネ かつ 不確実  ⇒ 省エネ重視の場面で、有効
④パワフル かつ 不確実 ⇒ 核心の勝負

というイメージです。

省エネのイメージは、7~8級のフィジカルしか使わずに突破するムーヴを発見する、など。
確実のイメージは、スタティックで行けば、次のホールドがハズレくじなら引き返せる、など。
岩場でリードに適したムーヴを講習していると、講習生が②が③よりも上位概念のように聞こえるみたいです。
実際、そう思っていただいても差し支えないと考えています。

ただ、ジムのハングルートなどは、②よりも③を優先してアプローチセクションをこなした方が、最終局面での余力が残る可能性も高いでしょう。
<ムーヴの検討中>

私のイメージですが。
・ボルト間隔が近い ⇒ 省エネ重視
・ボルト間隔が遠い ⇒ 確実性重視
・緩傾斜や凹角など、レストポイントが豊富で、各パートで力を使っても何とかなる ⇒ 確実性重視
もっと細かく言えば、確実性にも色々あると思います。

・ほぼ100%成功する (文字通り、確実)
・グラッと来ない(ほぼ完璧なスタティック)
・クライムダウン可能(可逆)

まぁ、この辺は徐々に分かってくれば良いと思います。
<1本目まで、木の根があり、下地は良くない状況>

さて、本日でNMさんと、FMさんは、岩場リードを卒業といたしました。
とはいえ、まだ岩場リードの予約も入っていますので、引き続きよろしくお願いします。
実践本気トライ
2日目
NMさん:かわいい女(5.8) フラッシュ
HSさん:Song of Pine(5.8) O.S.
FTさん:Song of Pine(5.9) フラッシュ


<核心最初のムーヴ。ここは、戻れるムーヴだと、探りやすい場面。>