8月29日(火)は、無料体験講習。
今回は3名。
オートビレー機が怖い、という人は結構多いです。
初心者さんが挙げる理由として
①ロワーダウンのスピードが速い
②トップロープのように、一度テンションで止まれないのが心配
③機械として、仕組みが今一歩信用できない
③は、機会を横からよくよく観察したり、製品情報をHPなんかで見ると少しマシになるでしょうか。何度か、地面に近いところで実験してみるのも、有効です。
①、②は、本人の努力が必要かと。どんなに時間が掛かっても構いませんが、投げ出さない方が良いです。そういう努力が嫌なら、リードクライミングは無理だと思います。
ちなみに、オートビレー機には現実的なリスクも多少あります。
④オートビレー機の付け忘れ事故がありうる
⑤オートビレー機の不調で、巻き上げ不良が起こりうる
これに関しては、セルフチェックで確率を減らすことも大事です。
④、⑤が理由で、オートビレーを練習に使用しない、という選択肢はアリだと思います。私は使いますが。
ただ、本当は①、②なのに、④、⑤を挙げて自分を正当化しているようだと、単なる言い訳です。
ロープクライミングは、恐怖と危険の区別をすることに、1つの核心があります。
ボルダリングが短距離走で、リードが中距離走、という競技特性以前の話で。
「この怖さは何だろう?」
マルチでも山でも延々と付きまとって来る、永遠のテーマだなと思います。