2022年5月24日火曜日

7月分の予約受付、今シーズンの富士山

GWツアーの記録も、あと1つあるのですが、ちょっと別件。

5月30日(月)の21時より、7月分の予約受付を開始いたします。
下記の事情により、大変少ない日程となりますがご理解ください。

今年は、富士山が無事に開山する見込みです。
2020が登山道閉鎖、2021が山小屋を開けたものの東京周辺に緊急事態宣言で登山者ほぼ居ない、という2年を越えて、今年は通常通りの運行になりそうです。

今年は、私も7月12日(火)〜8月2日(火)までの期間を、富士山に充てる予定です。
また、7月2日(土)、3日(日)の週末は、研修のため富士山に登りに行きます。

自分にとっても、かなり良い刺激になる場なので、まだ続けたいと考えています。

また、今年から下記のようなツアーを始めました。
山小屋が募集主体のガイドツアーです。
今年からではありませんが、個人で富士山ガイドを頼むことができるプライベートツアーもあります。
どちらも、旅行会社のツアーではニーズが合わないという方は、是非ともどうぞ。
このブログを読んでいる方が参加することは、あまり想定できませんが、お近くに富士山に登りたい登山初心者の方がいれば、かなりオススメできると思います。

 ではでは、どうぞよろしくお願いします。

2022年5月19日木曜日

地面に近い振られ落ち

5月2日(月)、4日(水)は、GWツアー中盤にて、兵庫の北山公園。
成果が出る一方で、後半で多少痛い目にも遭いました。

課題は、軻遇突智(2段)。
その時は、課題名は知らなかったのですが、割と自然な繋げものだったので、下山してから登られていると知って、「やっぱり」という印象です。さらに、ネーミングセンスも僕と同じだったので、色々と「やっぱり」という印象。

これのバラシの途中です。
ちなみに、登れてはいません。

状況は、下図の通り。
クラックから左にトラバースして、非常に地面が近いところまで行き、狭いムーヴをこなして直上するラインです。

で、図の態勢で足を切り、振られに耐えつつ、狭い足に乗るというムーヴを選択。
この際、振られに耐えられなかった私は、足が左にスイングしていき、小さな切り株に足を打ち付けました。
幸い、怪我は大したことはなく、その後も登り続けました。
しかし、その後2日間の痛みから考えてヒヤリハットだったと反省。

いくつか、考えうる原因。
主には、技術的要因よりも、意識の問題でしょう。

①地面が近く、左ほど地表が高くなっていることは意識していたが、切り株が丁度スイングのライン上とまでは意識していなかった。

②振られる直前のムーヴが、足を高くするムーヴだったため、背中から落ちないことに意識が向いていた。

③この場所で、すでに何回かフォールしており、自分なりの対応ができていると誤解していた。

対策としては。
A.この課題に関しては、スイング方向にマットを敷くことを最優先。(マット一枚のときは、真下に敷くことよりも優先すべきか?)

B.この課題に関しては、別ムーブを選択。(その後、もう少し振られが小さいムーヴを発見した。)

C.地面近い振られ落ち+小さめの切り株、という油断しやすい組み合わせを自覚して、他の課題に備える。

やはり、こういうことを考えるのがボルダリングの醍醐味だと思います。
もちろん、登ることそのものも楽しいんですけど。
<美蕃登(みほと) 初段(?)>

これは、パッと見でオンサイト狙えると分かったので、十分に練りに練って成功できました。
おそらく、デカい人有利です。

<天孫降臨 2段(?)>

リードっぽい持久系要素と、「リードだったら、ロープ流れないでしょ!」という要素を併せ持つ、長モノっぽいライン。
3ラインの繋げもの。
ジムっぽさとクラックっぽさの融合で、ムーヴはとても面白いです。

<美蕃登をR.P.する、亀千代>

この課題のために、北山公園に来たかったという亀千代。
2日間通って、出し尽くしてR.P.。
初めての本格的(?)ルーフワイドに、ご満悦。
(僕は、そのとき別エリアに居たので、動画で初めて見ました。)

・その他の課題
上述の軻遇突智(2段)は、バラしはできるけれども、繋がる気配無し。
他に、アドレナリンカンテ(1級、スラブのカンテ)もトライしたのですが、全く歯が立たず。
初めてのエリアなので、8級〜4級ぐらいを色々登るのも楽しい。

と、まぁそんな感じでした。

2022年5月10日火曜日

野猿谷で宿題回収

GWは、自分のクライミングにて。
とりあえず、4月30日(土)は、野猿谷にて宿題回収。
1本目は、Shout(ワイド系、初段)。
出だしの反転ムーヴが岩スレスレまで頭を下げるため、マットを敷くことができません。
(薄いマットなら、ギリギリ敷けたかもしれませんが)

前回来たとき、最初は怖くて仕方なかったのですが、段々と「反転の回転軸にしているガバホールドが欠けない限り、ここで不意落ちすることは無さそう。」という感じになってきたので、なんとか。
あとは、終盤のマントルがカチッとハマるムーヴが見つからず、太腿でマントル中盤まで持ち込んだ状態でデッドという、なんとも不確定な型に。
実際、R.P.時もムーヴが微妙に変わりました。
通算4日目。

今後、繋げもののTwist and Shoutをやる場合、最終盤にヨレた状態でマットを敷けない反転ムーヴという構成になりそうなので、今の実力だと厳しいという印象でした。

さて、マットの上からスタートすると離陸ムーヴが相当易しくなってしまう課題って、結構ありますよね。
その場合、安全上はマットを岩の近くギリギリに敷きたくて、本来的には地上からスタートすべきという葛藤になると思います。
これを、スタイル問題と見るか、ルール問題と見るかも、意見が分かれそうですが。

今回の場合は、安全上はマットを真下に敷きたいが、完登を目指す上で障害になるというパターンでした。
こちらは、クラックのプロテクション戦略、登山での軽量化などに通じる、リスク管理の話。

ボルダーは、課題ごとにリスク管理の考え方を柔軟に変化させて、その中で最低ラインは担保し続ける、というところが面白いです。
岩は小さいのに、リスク管理のパターンは幅広いという不思議さ。
2本目は、ジーラ(フェース系、2級)。
亀千代も宿題だったので、お互いに1時間以上トライして、ようやく回収。
通算2日目。

低いし、下地も平らなので、マットを敷くとジムに近い安心空間。
こういう課題がチラホラあるところも、ボルダーを辛くさせすぎないポイントかもしれません。沢登りのナメ床歩き、みたいな開放感です。

ちなみに、以前も書きましたが、僕にとって宿題は「打ち込めば、そのうち登れそうだけど、まだ完登していない」ものです。登れるか不明なぐらい難しく、封印するかの境界線上のものは、宿題とは呼びづらいので。
適切な言葉が浮かびませんが。

2022年5月7日土曜日

訂正

6月分の予約受付に関して、6月4日(土)、5日(日)は、富士山関係の仕事があり、講習できない日でした。
ご迷惑お掛けしますが、検討よろしくお願いします。

2022年5月3日火曜日

6月分の予約受付

5月9日(月)の21時より、6月分の予約受付を開始いたします。

GWは、ボルダーツアーをやっております。
3日前は、野猿谷でシャウト(クラック)とジーラ(フェース)の宿題を一本ずつ回収。
昨日は北山公園(兵庫県)で、美蕃登(クラック)と天孫降臨(フェース〜クラックへのリンクもの)を登りました。

筋肉痛が厳しいので、1日登って1日レストが程よい感じの行程です。

ではでは、どうぞよろしくお願いします。