2021年4月22日木曜日

他のクライマーへの期待

4月6日(火)は、ムーヴLv.0にて、女性ABさん、女性TGさん。
2コマ目は、リード2回目にて、女性MDさん。
3コマ目は、ムーヴLv.0にて、女性KNさん、男性MBさん、女性YGさん、男性KHさん。
4月7日(木)は、リード3回目にて、男性YKさん、男性ONさん、男性MBさん。3人とも、これにてジムリードは卒業といたしました。
4月10日(土)は、岩場リードにて、男性TGさん、女性HNさん、女性KDさん、女性MDさん。
4月11日(日)は、マルチピッチリード講習にて、女性Mさん、男性KTさん。

とあるボルダージムに遊びに行ったとき、
「課題に、グレードを敢えて付けていません。」
という面がありました。

大抵のジムは、ピンクテープが入門課題だったりしますが、この面のピンクは見るからに5級以上です。
でも、入門課題は、全く別のテープで存在していました。
(実際、本当にピンクしか登れないビギナーには、かなり根性の要る面。)

さて、この遊びの目的やいかに。
お客さんを楽しませるための遊びなのか、お客さんに「こういう物の見方(※)を持って欲しい。」という教育的配慮から来る遊びなのか。

※オブザベする習慣なのか、何人かが登ってグレードが付いていく過程を体験していくことなのか、グレードが付いていない課題にも物怖じせずに触るマインドなのか、それ以外なのかは不明。

私としては、初めて行ったジムなので、普通にグレードの付いた課題をやりたい気持ちもあります。が、せっかくの御好意と思って、こちらも遊んでいました。
すると、常連さんと思しき方が現れて、「ねー、これ何級?」、「〜〜さんは何回ぐらいで登ったの?」、「じゃぁ、○○さんは?」と、悪気なくスタッフを質問攻めにしています。

もしかすると、この人をイメージして「グレード目隠し」の企画をやったんじゃないかとすら思いました。

クライミングをどう楽しむかは自由(最終的には本人の判断に委ねられるもの)ですが、他者からの期待と配慮の上で、現在の自分がいるようですね。

2021年4月14日水曜日

リードのファイル課題

3月27日(土)は、岩場リード講習にて、男性TGさん。
3月30日(火)は、1コマ目がリード1回目で、女性MDさん。
2コマ目が、ムーヴLv.0にて、女性TYさん、女性ABさん。
3コマ目が、ムーヴLv.0にて、女性IGさん、男性MBさん。
4月1日(木)は、ムーヴLv.1にて、女性WNさん。
4月2日(金)は、クラックリード講習にて、女性STさん。
4月3日(土)は、マルチピッチリード講習にて、女性FSさん、男性MKさん。
4月4日(日)は、アドバンスクラック講習予定でしたが、天気微妙にてロープワーク講習で、女性ISさん、女性Mさん。

緊急事態宣言が明けたら写真掲載を再開しようかと思っていたら、また情勢が微妙ですね。

さて、講習内容とは全く関係ないのですが、最近ランナウトのロープエリアで、ファイル課題が一部に登場しました。
ボルダリングのファイル課題と同様、ホールドにはテープや色分けなどはなく、ホールドを覚えて登ります。

もともとは、1本の課題作りを何日もかけて一生懸命やっていた常連さんで、控え目にも「自分ごときがテープを貼るなんて、滅相もない。」みたいなことを言う人がいました。
(ランナウトのロープエリアは、お客さんがテープ課題を作ることが可能。)

でも、誰かに登ってもらいたいということで、ファイル課題がスタート。
今の段階では、「一応は覚えて登るけど、最悪忘れたらレーザーポインターで指示をもらう。」といったスタイルで遊んでいる方がチラホラおります。

メリット
・テープが増えすぎない。(ラインセットが主流の昨今では、テープも少ないほど分かりやすい。)
・課題作り入門者が増える可能性。(今までも制約は無いけど、なんとなく敷居の高さを感じる人が多い。)
・オブザベの練習になる。(足位置まで含めたオブザベ、自分の課題を登ってもらうことによる発見、など。)

覚えるのが嫌な人はやらないだけなので、デメリットは少ないと思います。
まぁ、定着するかも分かりませんが。

ランナウトは、10mほどの壁の高さと低めなので、比較的この遊びに向いた環境かもしれません。

かなり勉強になると思うので、一時的にでも流行れば良いなと思っています。
僕も、5.10aを1本作りましたので、是非ともどうぞ。

2021年4月7日水曜日

友達同士でのムーヴアドバイス

5月分の予約受付は、今夜21時スタートです。
上書きしていくと、気づかれないので一応書いておきます。

3月20日(土)は、マルチピッチリード講習予定が、天気の都合でアドバンスクラック講習に変更。NSさん夫妻。
3月23日(火)は、ムーヴLv.0にて、女性KBさん、女性HNさん、男性TGさん、女性KDさん。
3月25日(木)は、ムーヴLv.1にて、新規女性MDさん、男性YDさん。
3月26日(金)は、リード3回目にて、男性YKさん、男性ONさん、男性MBさん。

クライマーにムーヴを教える、という場面があります。
3つに分けて考えます。

①ホールドの位置を教える
「そこにガバあるよ!」、「そこは、実は下がインカットしていてアンダーが効くよ。」、「足を見落としてたよ。」

②思いついていないが、分かれば当然できそうなムーヴを指示する。
「そこは、マッチよりも飛ばしの方が良いんじゃない?」
「足送ってから手を出した方が良いと思うよ。」

③動きのコツ、トライの戦略を指南する。
「こういうイメージで、ここでバランスを取ると良いと思うよ。」
「ああいう場合は、こういう理由で、こちらを優先した方が得だと思うよ。」

特に、①や②はタイミングが早すぎると、クライマーの考える習慣を下げる恐れすらあります。中上級者なら、③すらも早すぎるのは良くない、という人もいるでしょう。
しかし、全く言わないというのも不親切だと不満を言われそうですし、適切なタイミングでのアドバイスは自分の視野の狭さを反省させてくれる材料です。

「理想のアドバイスとは、どうあるべきか?」というのは答えの無いテーマですが、クライミングを友達と続ける限り、生涯付き合わざるを得ないでしょう。

ちなみに、この問題は個人の意識もありますが、所属している集団に依存する部分も大きいと感じています。
岩場での行動と照らすと。

A:山岳会で集団トップロープをやる軍団
   ①のみ行う。

B:難しいのはトップローパー気味で、O.S.もR.P.も行うグループ
   ①主体で、ときどき②を行う。

C:レッドポインター寄りで、自分が解決したムーヴを他人に教えたい衝動が抑えられない人がリーダーっぽいグループ
   ②主体で、ときどき①と③を行う。

当然、クライミング意識として上位グループも存在します。
・コンペティター出身者、ジムスタッフなどのグループ
・開拓含めた岩場のコアなグループ
・かなり強いアルパインクライマーなどのグループ
・めちゃくちゃストイックな社会人スポートクライマーのグループ
など。

こういうグループがどんなことを話しているのか、そんなには知らないです。
が、インタビューやら記事、一部の友人から、伝わってくるものはありますよね。

「あなたの友達に、どんなクライマーになってもらいたいか?」
という感じに考えれば良いのでしょうか。

2021年4月5日月曜日

5月の予約受付

少し遅くなりましたが、明後日の4月7日(水)の夜21時から、5月分の予約受付を開始いたします。

岩場リード講習では、特に小川山のスラブを講習できるチャンスでもあります。
ボルトルートの中では、特に苦手になりやすい分野なので、復習参加の方も是非とも御検討ください。

ではでは、どうぞよろしくお願いします。