2月11日(土)は、自分の山行で八ヶ岳の赤岳真教寺尾根へ。
最近、知り合いになった早稲田の学生さんと。
本当は、この日は権現東稜というバリエーションに行くつもりでしたが、紆余曲折して真教寺に。真教寺尾根は、夏は一般登山道ながら、冬は登山道とバリエーションの中間的な難しさを有する尾根です。
まず、赤岳西面の人混みに比べ、ここ東面は圧倒的な登山者の少なさ!
おかげで、近場の八ヶ岳に居ながらにして、自力で登った感が満載です。
例えば
・八ヶ岳は雪が少ないが、東面はワカンを持って行くのが一般的なくらい、多少のラッセルも期待できる
・入山者数の少なさから来る緊張感、ルートファインディング、などの楽しみが増える
・鎖場、雪壁など、「初心者を連れてくるならロープは出した方が良い」くらいのスパイス的な核心部
といった所です。
しかも、
・雪の量、鎖の出方、天候、などの条件で、ロープを出すかどうかなどの判断も異なってくる
ってところが、アルパインを目指す人には、勉強になって良い訳です。
本格的なバリエーションを目指す前に、ちょっと難しい登山道で雪山の基礎を固めてはいかがでしょう?
・トレースがあったり無かったりくらいの人気具合
・鎖、ハシゴ、などが夏でもちょっと緊張するくらいの岩場のある登山道
・雪は結構ある
くらいの条件で、僕の頭の中には
谷川岳西黒尾根、甲斐駒黒戸尾根、北岳池山吊尾根、槍ヶ岳の穂先
なんかが浮かびます。
どれも、複数回登っていますが、条件が悪かった日にはロープを使用して歩いています。
雪山初心者には間違ってもお勧めしないルートですが、アルパインを目指すのならば何本か経験しておくのが筋道じゃあないでしょうか?
しかも、ちょっと条件が悪い日でも、めげずに登って欲しいところ!
そして、今回は機会があって真教寺尾根も登りました。
本日は、条件も良すぎて、ロープもワカンも出さず終い(笑)。
そんな日、日帰りで気持ちよく登ってしまうのも、強くなった気分で楽しいですね。
行動記録
5:15 清里駅出発
5:55 美しの森駐車場
予想以上にラッセルが無いため、日帰り下山を予感
8:40 牛首山山頂(テント、寝袋、などをデポ)(~9:00)
13:00 赤岳山頂
15:40 牛首山山頂(テントなどを回収)(~15:50)
17:00 たかね荘のあたりの林道へ下山
パートナーがやり手だったのか、道行く車が突然と駅まで乗せてくれた。
ヒッチハイクしてないのに。
さすが女子大生・・・。
30の大男とは違う・・・。
本当は、1泊2日の予定でしたが、日帰りで降りてしまいました。
雪山は、胸までのラッセルだったり、ラッセルがほとんど無くて予定の半分の時間で行けちゃったり、自然次第でどうにでもなりますね。
とりあえず、この日は綺麗な雪景色が良かったです。