2012年3月16日金曜日

オブザベーションの基礎

3月14日(水)の夜は、ランナウトにてジム講習。
久々にジム講習を受講する、常連女性TZさん。
今回のテーマは、オブザベーション(観察)。

クライミングを始める前、ルートをよく見ます。

それが岩ならば「あの辺を登れば良いのかな?」とか、「あの辺が難しそうかな?」なんて言う大雑把なものになります。

逆に、ジムならばホールドが見えておりますので、全くの素人さんでもどこを登るかは明白!
中級者なら、どういうムーヴになりそうかの、おおよその検討まで付いてしまいます。
とはいえ、ムーヴまで予想するのは難しいので、まずは手順だけを予想してもらうことにしております。

ジムの初心者ルート(5.10aくらいまで)では、「右手、左手、右手、左手、・・・」と順々にハシゴ登りすることが大部分です。
ときどき、マッチ(両手持ち)、持ち替え、クロス、飛ばし、寄せ、なんて言う手順が入っております。

そういった部分だけを記憶しておけば、登るときに迷うことが少なくなり、スピーディーに登れるようになるわけです。

つまり、オブザベーションとは、
「登りながら探すのが難しい(疲れる)ので、事前に大体の見当を付けておくこと」
という訳です。

ウォーミングアップの簡単なルートでもオブザベーションする癖を付けた方が、本気ルートで役に立ちますよ。
最初は面倒ですが、段々とオブザベーションも手早くなりますので、ちょっと我慢してやってみましょう!

具体的な講習内容
・手順用語の総復習(マッチ、持ち替え、クロス、飛ばし、寄せ)
・実践、オブザベーション練習
・ラップ持ち
・本気リードトライ(垂壁の5.10cをR.P.!、良かったですね。)

TZさんは、ホールドを説明するのが大の苦手の様子・・・。
これも要練習ですね。