10月17日(水)は、高尾山~陣馬山までのコースで、登山入門講習。
先日の高水三山からスタートした、来年の富士山へ登ろう企画。
女性NOさん、女性KNさんのペア。
<ケーブルを降りてすぐ>
高尾~陣馬は、4時間程度の行程。高尾山口駅~高尾山までが1時間程度。
陣馬山~バス停までが1時間程度。
合計6時間の歩き。
朝早く出れば余裕を持って、一日程度の行程です。
<高尾山までは、参拝路と観光地といった趣き>
今回の2人は、かなり体力的にギリギリなので、以下のように計画。
①高尾山まではケーブル利用で、最大限に楽をする。
②休憩時間込みで、参考タイムの1.5倍の所要時間を見積もる。
(6時間コースを、9時間で踏破する計画)
(休憩時間も込みで考えることにより、休憩を短くする癖を付ける)
③城山、小仏、景信山、底沢峠などから、エスケープルートを設定。
(時間切れ、体調不良や怪我、天候悪化の場合に使用)
<朝一番のケーブルに乗ったおかげで、高尾山頂も人がまばら>
富士登山を目指すにあたって、本当はこのくらいは歩いて来て欲しいものです。
というのも、ツアー参加者に
「高尾山に行ってきました!」
とか
「高尾山に行こうと思ったんですけど、予定していた日に雨が降っちゃって行きませんでした。」
とか言う人が多いんです。
<台風が近づき、午後から雨予報だというのに、晴れ!>
いや、まあ登れますよ。
富士山は、普通の体力があれば、トレーニング無しでも。
かなり準備不足集団だとしても、5合目で雨具とヘッドライトをレンタルして行けば、8割~9割の方は山頂に辿りつけます。
<中央道の渋滞ポイント、小仏トンネルの上あたり。小仏峠>
でも、それはあまりにも頑張った場合の話。
初めての山は、
「登れて良かった、苦労したのも振り返れば、頑張った自分を褒める材料!」
くらいの経験をしてほしいです。
その一方で、あまりに頑張り過ぎて、「もう二度と富士山は来ません」となった人も見ております。
できれば、十分に準備して来て欲しいものです。
<東京の街並みが見える>
で、山の体力、山慣れは、山を歩くのが一番!
下記2つのうち、どちらかを達成できれば、富士山を登頂できる体力があると言えるでしょう。
①3時間のコースタイムのハイキングコースを、休憩込みで3時間で下山できる。
(お忙しい人が、奥多摩に半日程度トレーニングに行く場合にオススメ)
②6時間のコースタイムの登山コースを、例え1.5倍の時間(9時間くらい)を掛けたとしても踏破できる。
(実際の富士登山は、高山病対策も兼ねて、ノロノロ歩きます。時間はあるけど、速く歩くのは苦手という定年後の方々などにオススメ。)
<いよいよ陣馬山の山頂へ>
そういう意味で、この高尾~陣馬は、富士登山への良いテストコースです。
しかも、縦走路には景色の見えるポイントが随所に現れます。
そして、陣馬山頂は、私が山を好きになった切っ掛けの景色でもあります。
高校生の頃、京王線沿線に住んでいたこともあり、気に入って何度も高尾~陣馬を歩きに来まし
た。
富士山のトレーニングを置いておいても、オススメですよ。
<本日、午後3時の陣馬山頂は貸切!>
具体的な講習内容
・登山地図を見ながら歩く
(コースタイム、分岐などの見方)
・歩き方、休憩のアドバイス、など
8:05 ケーブル下車、歩行開始
9:00~9:10 高尾山頂
15:00~15:30 陣馬山頂
17:00 陣馬高原下バス停
本日は、私は最後尾を歩いて、2人に先導していただきました。
道を探すのも含めて1.5倍の時間内にクリアできたのは、大きな収穫でしたね。