1月31日(土)、2月1日(日)は、雪上訓練Lv.2にて上州武尊山。
女性ARさん、久々のYZ夫妻。
加えて友人ガイドのチカさんに、私の講習をチェックしていただきに。
本日は、バッチリと冬型が決まり、上州でも吹雪と小雪を行ったり来たりする悪天候。こんな日は、登頂の可能性は低いと分かっております。
とりあえず、午前中はビーコンの使い方を学んで、午後から武尊牧場スキー場のトップへとリフトアクセス!
<ゲレンデトップは、吹雪>
ゴーグルを曇らせてしまったり、ただでさえ寒い休憩時にワカン装着に手間取ったり。
それ以前に、いつどこで休憩するのが楽なのか?といった基本的な行動に、実力差がハッキリ出ます。
こういう、いわゆる山ヂカラは、悪条件に会った数だけ蓄積されるものです。
YZさんなど
「講習だから行きますけど、自分だったら登山口にすら来ません。」
と、何度も何度も(笑)。
まぁ、この機会に経験を積んでください。
<それでも楽しそうなARさん>
本人たちも、武尊牧場スキー場のトップ近くで、敗退を決断。
そこで、スキー場から少し上がったあたりの樹林帯で、雪洞に泊ってみることにしました。
<雪洞にする斜面は、風弱く穏やか>
ですが、
・悪天
・雪が十分ある
・ショベルがある
といった最高の条件、逃す手はないでしょう。
<ショベル使いにも、実力差が出る>
そして、雪洞を掘ると、本当に色々なことが実感できます。
・ショベルの使い方にも、コツがあること
・雪洞内の温度、外気温の感覚
・雪の中が、どういう構造になっているか
などなど
また、雪洞じゃないと悪天時に山で泊まろうという気にもなれないのも良いところ。
「悪天時の山って、やっぱりこんな感じなんだねー。」
と、山への理解も深まります。
<外の吹雪とは、無縁の世界>
<外張りに向かって、祈りをささげる>
で、翌朝になってみると、悪天変わらず。
頂上は無理だと分かっていたので、
①少し登ってみる
(雪山の基本的な行動を、研修する)
②最初から下山して、スキー場に出る
(ビーコンなどを練習)
という選択肢で、下山を選択。
<三者三様の雰囲気>
という訳で、朝9時にはスキー場のレストハウスに逃げ込みました。
あとは、なるべく迷惑にならないように、ビーコン、プローブ、ショベルの訓練。
<ビーコン練習中>
いつものように、反復につぐ反復。
3人とも、ビーコン1シーズン目とは思えない動きになって来ました。
この調子で、3シーズンくらいやれば、ビーコンだけは結構自信が付くかと思います。
雪崩の勉強の中で、ビーコンは極々一部なのは承知の上で(笑)。
とはいえ、1つ1つ克服することが大切です。
<ピンポイント捜索>
雪山の勉強は、生涯学習ですねぇ。