2016年7月1日金曜日

ムーヴLv.1

6月30日(木)は、1コマ目がリード3回目で、女性NMさん、女性MMさん。
2コマ目が、ムーヴLv.1で、上の2人に加えて女性Sさん。
ムーヴ講習には、2つクラスがあります。

Lv.0は、誰でも参加可能。ジムリード講習には、まだ早いという方は、必須のクラス。
リードを覚える上での、安定感を中心に講習。

Lv.1は、ジムリード講習を卒業した人が対象。
半分の時間で、その人の癖を指摘。
半分の時間で、リードの本気トライ&反省会。
こうやってクラス分けしているのは、講習内容が違うというよりも、リードでの本気トライをさせるか否かです。

ムーヴの癖を指摘するのは個人指導っぽくなるので、どちらのクラスでも同じように行います。
それで、ちょっとずつレストが上手くなったり、5.8~5.10aくらいが滑らかに登れるようになったりを目指す訳です。
ムーヴLv.1は、必修科目ではありません。

ただ、外での講習が進むに従って、
「やっぱり、もうちょっと登れないと。それも、ボルダー能力よりも、リード中の安定感みたいなものが欲しいな。」
と思った方には、ときどき受けて欲しい内容です。
グレードには直結しませんが、ベースが広がると思います。


具体的な講習内容
リード3回目:
・クリップの安定したポジションを考える
・クリップ先行した場合、しばらくトップロープ状態になること
・しゃがみビレイ、立ちビレイ
・リードで落ちる練習&止める練習
2人は、ジムリード講習を卒業としました。

ムーヴLv.1:
・片手主体のバランスを意識する(Sさん)
・ホールド、スタンスから目線をすぐに切らずに、よく見る(MMさん)
・猫背と胸を張った姿勢を、使い分ける(NMさん)
・実践本気トライ
Sさん:垂壁5.10a 再登。Zクリップに代表されるような余裕のなさが目立つ。ただ、クリップ態勢自体は、以前より危うさが減って来た。

NMさん:垂壁5.10b オンサイト。切っている足が、他のホールドに当たって身体の回転を止めているのが反則気味では?ルート下部でのランナウトは、リスクが高い。よくよく粘って完登したことは、素晴らしい!

MMさん:垂壁5.10b フラッシュ。トップロープ状態(安全)でレスト態勢(考える時間あり)なのに、テンションコールしてギブアップしようとしたのは、良くない習慣。「ダメダメ!ガンバ!」と言ってから、持ち直して完登したのは、本人も周りもビックリの良いクライミングでした。