2019年2月19日火曜日

クライミング講習のクラス分け

2月16日(土)は、クラックリード講習にて、城ヶ崎。
女性FSさん、男性STさん、男性KDさん。
<リードで落ちる練習>

経験者が当塾クライミング講習に参加するのは、なかなか労力が要ると思います。
今回2回目の方も、下のクラスから全て受けるか、下のクラスを1回ぐらいは受けておくか、などと本人的な葛藤が始まった御様子。(とりあえず、クラックリード講習は継続するとして。)

経験者が、基礎クラスに戻されるのは抵抗感がありますよね。

その一方で、モヤモヤしてきた経験があるからこそ、
「脱、連れられ登山!」
「考えて登れるようになりたい。」
「自分って、ちょっと危なっかしいんじゃないか?」
といった問題意識が明確になる部分もあります。
<体重差のあるビレイなので、浮き防止>

よく聞かれるのですが、クラス分けは、

①ムーヴLv.0とジムリード講習
②岩場リード講習
③クラックリード講習
④マルチピッチリード講習
(その先にもありますが)

となっております。

このうち、マルチピッチリード講習だけは、クラックリード講習の卒業を参加条件にしています。

今後、私が卒業システムに疲れたとしても、この最終段階だけは変えないと思います。
プロテクション戦略の基礎を見た人にだけ、マルチピッチは教えたいので。
<樹氷のオンサイトトライ>

その一方で、岩場リード講習、クラックリード講習は、下のクラスからの参加者でなくても受講可能です。
最低参加条件はありますが。

この際、初回を受講した段階で、私から「やっぱり下のクラスから受けた方が良いですよ。」と言われてしまう可能性があることも、ストレスになっていることは知っております(笑)。
言わなかったとしても、「なんだか、習いたいこと以前が大分抜けているような気もしてきた。」と自覚される方も多いです。

そして、各クラスが少なくとも数回、多ければ10回以上で進級ということを考えてしまうと、さらに気が重くなるというスパイラルがあることも重々承知しております(笑)。
<フラッシュになってしまったが、根性で一撃!>

「今、習いたいこと」というのは、誰にでもあると思います。
なので、最低参加条件を満たしていれば、クラックリード講習に参加いただくことは可能です。

とはいえ、
「ジムでビレイを注意されたことがあるんだけど、いまいち意味が分からないので、また怒られそうでモヤモヤしている。」
「レストが出来ないので、リード中に数手先を読むとか出来る気がしない。」
「考えて登るって、何?」
「そもそもリードで落ちるのが怖すぎて、オンサイトトライとかレッドポイントトライとか、出来る感じが無い。」
「基本は知っているつもりなんだけど、岩場は自分より強い人としか行ける気がしない。」

などなどの方は、是非とも下のクラスからの受講をオススメします。
<鬼ころし>

特に、これまでと変更があった訳ではありませんが、こういう機会に。

本当は、学習内容そのものでなく、講習システムの方で悩む時間って無駄なので削減したいのですけどね。
こちらは、私の方で考えることです。

その意味では、復習受講は卒業とか関係なくやれるので、お互いストレスフリーですかね(笑)。
小川山のスラブとか、岩場リード講習を卒業した人でも来た方が良い気がしてなりませんし。
<純>

実践本気トライ
STさん:樹氷(5.8) フラッシュ(プロテクション戦略だけは、私がヒント出しを積極的に行ったので)
FSさん:純(5.8) 再登