1月16日(土)、17日(日)は、クラックリード講習。
1日目は、復習参加のNSさん夫妻。
2日目は、男性KYさん。
<チムニーのトンネル>
初日は、復習参加で御夫婦のみということもあり、ちょっと趣向を変えて。
終了点の立木がイマイチな位置にあるルート(すごい奥の方にあるとか、トラバースした先にあるとか)をトライしてもらうことに。
普通に立木で懸垂下降したら、カム回収できなかったり、ロープが引き抜けなくなるパターンです。
いくつか方法はありますが、今回はリード&フォローで立木に2人とも上がり、懸垂下降で地上に戻るというもの。
要するに、マルチピッチの1ピッチ版として、フォローがカム回収を行うというもの。
<トップアウトして、歩いて終了点にしたい立木を探す形状>
結論だけ言うと、やって良かったです。
マルチピッチ講習で教えているような注意も、色々とできました。
ロープワーク講習や、岩場リード講習の終了点作業で何度か話しているような内容も、色々と確認できました。
そして、本人たちなりに、色々と反省するべき点も見つかったようです。
ジャミングやカムセット、ムーヴなどは何にも講習しないで、ひたすら安全管理面やシステム面を強化したという意味で、ほとんどマルチピッチ講習と同じ流れでした。
(2本、リード&フォローで登りましたが。)
<KYさんは、通常メニューでエイドをやったり、本気トライをやったり>
よくよく考えると、クラックの真上に立木がある方が大多数という保証はなく、むしろ極端に恵まれたルートだとすら言えます(笑)。
岩を登るとは何ぞや、という感じですね。