2月16日(火)は、1コマ目がムーヴ講習で、新規女性WNさん。2コマ目が、ムーヴLv.0にて、MBさん夫妻、女性IGさん、男性TGさん。
2月19日(金)は、リード2回目にて、男性YKさん、男性ONさん。
2月20日(土)は、クラックリード講習にて、NSさん夫妻、女性ISさん。全員復習参加なので、実質的にアドバンスクラック講習に。
2月23日(火、祝)はクラックリード講習にて、女性STさん、復習参加の女性ISさん。
ここ1ヶ月、「ワイドを学びたい!」という強い希望のもと、3回のクラック講習(アドバンスを含む)を受講された方がおりました。
さすが、だいぶ上達されましたねー。良かったです。
自立した登山者、クライマーを目指す上では、月1回程度の受講をオススメしています。
しかし、何か1つのことを学ぶのに、徹底的にコーチングするというのは、かなり面白いものです。
今回の方は、クラックリード講習卒業生ということもあり、もともとワイドクラックのオンサイトリード自体は行っていました。
ワイドだからと言ってトップロープに逃げることもなく、カムセットも、エイド敗退も最低限はこなして、5.8〜5.10aのワイドに挑んでおりました。
一方、「ワイドは本能だ!」という感じの身体の使い方しかできず、上達の限界も感じていました。
まずは、グレードの付かない(敢えて付けるなら、5.4など)ぐらいのワイドを、綺麗に登れるようになるまで、ムーヴLv.0的な練習。ここで、ワイドクラックのムーヴの仕組みを、一から学び直します。ここまで、丸1日。
これを、徐々に5.6ぐらいまで引き上げて行きます。
最終的に、5.8〜5.9のワイドをオンサイトトライする際に、ムーヴを意識できるレベルを目指します。
このコーチングに、今回の方のレベルで、ちょうど3日間でした。
せっかくなので、セカンドのビレイ、懸垂下降の仮固定、カム複数個でのビレイ点作成、なども扱いました。
本人も、こういうトレーニングをあと2日間ぐらいやれば、瑞牆に再チャレンジできそうだと先が見える喜びを感じていました。(僕としても、あと2日間ぐらい講習したい。)
普段、受講された誰に対しても次のステップ、その次のステップとカリキュラムを考えているのですが、連続受講の方がカリキュラムの実施はしやすいと感じています。本人も、前回内容の習熟度アップがわかりやすいですしね。
ワイドに限らない話ですが、時々こういう講習利用も面白いです。