1月30日(水)の昼は、常連女性SMさん。
本日は、なかなか嬉しい報告がありました。
一人で、赤岳に登頂してきたそうです。もちろん、これまでガイド登山主体だったので、いきなり色々なことをやるのは無理でしょう。
小屋泊で、小屋の中では馴染みのガイドに天気や雪の状態を聞いたりして、さらに何度か通ったことのある登山道を使って、というスタイルです。
※スタイルというのは、どれだけ自力で登った感のある方法か、というもの。
登山だと、
ガイドなし、オンサイト、単独、無酸素、小屋使うのはなし、なんかが分かり易い。
クライミングだと、
リード、テンションなし(フリーで)、残置無視、オンサイト、なんかが一般的。
ちなみに、ガイド登山に馴染みのない人には分かりにくいでしょうが・・・。
ガイド登山しかしない人。
特に、その中でも難しいルートを登る人というのは、一般の登山者から見ればビックリする位に初心者です。
たしかに、
登り方の小技、ルートの状況、ガイドの技、山小屋でのマナー、なんかにはビックリするほど詳しいです。
一方で、
地図の読み方、アイゼンを付けるタイミング、進退の判断、今落ちたらどうなるのかの恐怖センサー、なんかは全くの素人さんと大差なかったりもします。
何故かって、普通の山岳会なら・・・
難しいルートに連れて行ってもらう人でも、簡単なルートは自力で行くのが当たり前だからです。
ということは、それだけにSMさんが自力で山に行くということは、山を始めるのに匹敵するくらいのエネルギーが要ると思います。
今回の山行でも、本当に大きな感動を得て帰ってきたようです。
良かったですねー。
具体的な講習内容
・ネコ足(反動を利用するパターン)
・ダイアゴナル
落ちてはいけない場面で歩くことの大切さが身にしみたようですから、来年は雪上訓練をオススメしておきました。