2013年2月18日月曜日

講習生コミュニティ

2月16日(土)、17日(日)は、城ヶ崎にてクラックリード講習。

女性TZさん、茨木の男性Hさんが両日。
男性ONさんと、男性NMさんが初日だけ講習に参加して、2日目は自主練習で別行動。
男性HYさんが、2日目だけの参加。

<初日は、予想外の雨で、宿にてロープワークが中心>
今回は、偶然にも全員が普段から岩場や山に一緒に行く仲間同士!

翌週は、この5人のうち4人で真教寺尾根行く予定だそうで。 
もともとONさんとHさんが友人、NMさんとHYさんが友人、ではありました。

が、今では岩場や冬山に一緒に行くコミュニティとなりつつあります。
このメンバーのプロフィールとしては

ONさん:
当塾No.1クラスのモチベーション。
チャレンジor安全パイの葛藤が、常にハイテンションで伝わってくる。

ロープワークや戦略面を得意とする、頭脳派。

Hさん:
クライミングを初めて数ヶ月で、ONさんと2人で源治郎尾根を登ったという行動力を持つ。

ただし、ONさんから「私も初心者だから、懸垂下降の他は、フリーソロしかないですよ」というリスク聞かされてのチャレンジ。

もとは、実業団サッカーのGK。
まだ、クライミングを始めて1年未満。

<夕方に、せめて1本ずつ登りに行く>
TZさん:
当塾に通い始めて、2年ほど。
マルチピッチリード講習も終えているくらいの状態。

ただ、これまではパートナーに恵まれず、連れられ登山or講習というスタイルだった。

が、最近になって、このメンバーと山に行ったり、一人で低山ハイキングにチャレンジしたりと、急激に自立度が上がっている様子。

今回は、故障中につき5.4くらいの無名ルートしか登らず、ひたすらカムセットとビレイ点作業の練習。
NMさん:
こちらもクライミング歴1年程度。

ランナウト&中央線の利便性が気に入り、クライミングを始めて数ヶ月で国分寺に引っ越したという実行力の持ち主。
さらに、最近は山用の車も購入し、改めて周りを驚かせる。

また、当塾の講習も最初に気に入った瞬間から、7週連続で岩場講習を受けたという経験も持つ。
(すでに今は、自力で行ける分野も多いので、そこまですることは無いでしょうが)

<「冬山に向けて!」と、ビレイ点作りを冬用手袋まで持参して練習するTZさん。さすが!!>
HYさん:
彼も、クライミング歴1年程度。

都岳連の岩登り教室、他ガイドの講習、なども受講してきた勉強家。
登山・クライミングの技術書だけでなく、小説やドキュメンタリーも読む読書家。

安全パイと、「ちょっと難しいことぐらいやってやろう!」という葛藤が、面白いぐらい伝わってくる。
自虐と他人イジリで、絶対的なムードメーカーの座を確立。

初級バリエーションに憧れる一方、私が

スポーツクライミングなら
「5.12a=黒帯=中級者のあかし」
みたいなことを言っているに、強く影響を受けている様子。

当塾の講習生には珍しい、ジムで5.11を登れるクライマー。
最近、講習を通じてパートナーを増やして欲しい、という思惑が少し結実してきたかなぁと。

山の知り合いを増やす会だけでなく、やっぱり公募の講習が良かったようです。

<TZさん、かなり壁に近寄ったビレイが習熟して来ました>

<「クラックは怖いからなー。あんまりやりたくないなー。」と逃げ腰気味のHYさん>

<完登して、本日のベストショット>


<初の本格的なリードに挑むHさん>

<5人の中でも、ビレイが1番上手いHYさん>

<Hさんも、いよいよ完登!>
具体的な講習内容
1日目
宿にて:
・ロープの畳み方の精度を上げる
・ロープを背負う畳み方
・終了点作業の復習&応用問題

夕方、岩場にて:
・パープルシャドウを再登して、カムのチェック(ONさん、NMさん)
・カムセットの復習(TZさん)
・ハンドジャム、フィストジャムの復習(Hさん)

2日目
・カムセット、ナッツの復習
・5.4程度のルートで、リード練習
・疑似リードにて、カムの練習(Hさん、HYさん)
・実践リード(Hさん、HYさん)
・カムとナッツで、ビレイ点作成(TZさん)

Hさん、HYさんも、これで仮免許です。
HYさんは、あと3日間もクラック講習の予約が入っていますから、さすがに卒業は出来そうですね。