2013年6月20日木曜日

リードの墜落距離を計算する

6月19日(水)の夜は、リード講習2回目。
昨日から連続の、女性SMさん、女性IBさんのペア。

1年前に、リード講習を終えているけど、復習に来た女性ARさん。
補習をお願いしている男性FKさん。
リード中のフォール距離は

①“最後にクリップしたカラビナからの距離” × 2

②ロープの弛み(たるみ)

③ロープの伸び

④ビレイヤーが流した分

の4つの合計です。
で、大抵の本には

「①+α」
くらいにしか書いていないんですが、②、③、④は侮るべからず。

実際のリード中、

②弛みが50cmくらいは無いと、登りにくい。
この分は、①と同様に、丸々と自由落下です。

③ロープ長×伸び率。これは、ジムの高さだと大したことは無い。

④ビレイヤーは、浮かないまでも、前に引かれたり、しゃがんでいたのが立ち上がったり。
1m前後は、影響がある。

で、実際に落ちる練習をやると、
「最初の予想より、遥かに落ちるんですねー。」

と驚かれます。

そうなんですよ。
だから、これを意識してクリップ位置を考えたり、ビレイ位置を考えたりするのです。

レッツ実験です。

具体的な講習内容
・トップロープの復習
・クリップの復習
・疑似リード練習
・リードでやってはいけない事例集
・墜落距離の計算
・落ちる練習(軽め)
・疑似リードのビレイを体験