2013年6月6日木曜日

リードスイッチを100%とするならば

5月30日(木)、31日(金)は、湯川。
またも、有給休暇の面々にてクラックリード講習(笑)。

常連女性WNさんが、2日連続で卒業狙い。
先日、岩場リードを終えたばかりの男性STさんが、早くも参加。
2年前に岩場リード、1年前にマルチピッチ体験と来た女性MJさんが、いよいよ参加。

<最近、腰が入ってきたWNさん>
前回のクラック講習で、リードスイッチの話を書きました。

リードで、完登が掛かっているときが、1番集中力が発揮できて面白いんだと。

<雨が降ってきた>
でも、この100%の集中力なんて、1日にせいぜい数回しか出せません。

だからと言って、1日に数回しか登らないのか?と言えば、そうでもありません。

<カムセット練習>
以下に、大体のイメージ。

・トップロープで、頑張って完登するのが目標のとき
70%くらい

一応、頑張らないと練習の意味がない。

が、緊張感が緩むのは否めないので、ほどほどの集中力を出しましょう。

「リードスイッチと同じ集中力を出さないと、ダメだ!」
と、追い込み過ぎると、変に疲れちゃいます。

<トップロープでの本気トライ>
・リードで1度登ったルートを、再登する

リードで再登するなら、70%くらい。
トップロープで、ムーヴ練習に使うなら40%くらい。

上記と同じく、それなりに集中すると良い。

<WNさんの、デゲンナー(5.8)の再登>
・リードのビレイ
30%くらい。
出だしがシビアだと、50%くらいのこともある。

・トップロープのビレイ
20%くらい。
・セルフビレイを取って作業しているとき
30パーセントくらい。

ある程度、「恐い」という緊張感がないと危ない。

<メンタルのレスト中>
・下山時
道が悪く、大怪我や死亡のリスクがあるなら、50%くらい
ほとんどハイキング道でも、怪我予防で、念のために20%くらい
頑張りすぎると、本当に頑張らなきゃいけないときに、疲れちゃいます。

でも、気を抜きすぎると意味がない。

特別に、講習することではありません。

下山時に
「ちょっと、気を抜きすぎですよー。」
とか。

オンサイト出来たルートを再登できないときに、
「オンサイトトライより、気合が入らないのは、仕方がないことですよ。その分、次に別のルートで頑張りましょう。」

とかアドバイスする程度です。

でも、長い目で見ると、常連さんにはボチボチ効いてるみたいですね。
具体的な講習内容
・ハンドジャム、フットジャム、フィンガージャム、フィストジャムの基礎練習
・バック&フット(2日目のみ)
・カムセット練習(取り付きにて)
・ナッツの使い方(1日目のみ)
・疑似リード(WNさんのみ)
・実践リード(WNさん、デゲンナーは再登、台湾坊主は途中敗退)

WNさん、まだ卒業はもうちょっとですね。
仮免許からが長いタイプです。

また、次回予約も入っているので、今度こそ!