2013年6月27日木曜日

落ちるまで頑張る理由(リターンズ)

6月26日(水)の夜は、リード講習3回目。

女性SMさん、女性IBさんのペア。
リード講習自体が、2順目の女性ARさん。
自ら、リード知識の総チェックに来てくれた男性FDさん。
スポーツクライミングでは、とかく
「落ちるまで行け!」

と言われます。

実際、落ちそうで
「ムリ!」

とか思っても、

「ガンバ!!!」
と言われて、行ってみたら、意外と進めたりするんですよ。
で、落ちるまで頑張る理由を、久々に書き出します。
2年位前にも、書いた気はしますが。

ちょっと、文体を変えてみます。



①クライミング上達のため

テクニック面:
「落ちるかもしれない」 → 結果「落ちなかった!」

というのが、バランスの習得に1番効果的です。

パワー面:
「もうダメ」 → 結果「ダメ元で、もう一手出したら、意外と進めた」

というのが、落ちる前に諦める人よりも、はるかに持久力トレーニングになります。
②スポーツクライミングを楽しむため

「落ちそうだったけど、あきらめずにやってみたら登れた!」

というのが、スポーツとしては1番面白いんです。

「恐い。落ちたくない!」が「登りたい!」、に変わったあたりが、クライミングがスポーツとして楽しめる瞬間です。
③ビレイヤーのビレイ練習のため

落ちるかもしれないから、ビレイは気合が入ります。

もっと言えば、ときどき落ちてくれると、講習で学んだことを体感できて最高です。

落ちない前提のビレイは、むしろ変なサボリ癖が付く傾向があります。
色々、書きましたが。

安全なら「ガンバ!」
手繰り落ちなどの危険行為をしそうなら、「無理せず!」

ってことですよ。

具体的な講習内容
・ビレイの練習(立ち位置、繰り出し)
・スポットについて
・落ちる練習&止める練習
(トラバース落ち、ロングフォールなど)

・実践本気トライ
SMさん:垂壁5.10bをオンサイト
IBさん:薄被り5.10bをフラッシュ
ARさん:垂壁5.10bを、テンション掛けつつもトップアウト!(これが、本日1番の成果?)
FDさん:薄被り5.10c(おそらく、ランナウトで一番ボルダーチックな5.10c)は、敗退

さあて、リード講習を終えたら、ムーヴ講習、岩場リード講習、マルチピッチ体験、と受講できる範囲も広がりますね。