8月19日(月)は、自分のクライミングでミズガキ。
山岳同人チーム84の、まりさんと。
先週、先々週と、ワイドクラックの最高グレードを5.10cに更新しました。以前から興味のあった、5.10dを見物するのも兼ねて、不動沢の摩天岩へ。
<5.8、4Pなら、講習でも使えそうなレベルだった>
摩天岩は、上部岩壁と下部岩壁がありますが、上部に行くのは初。
3~4ピッチ程度の壁なので、まずはトポをたいして読まずに、頂上を目指してみます。
5.8くらいのチムニー、ハンド、などを繋いで、快適に頂上へ。
後からトポと照合すると、日本晴れルート(5.8、4P)だった様子。
途中に、バリエーションピッチ5.10b(無名だが、トポに載っている)を見つけたので、懸垂下降で寄り道して完登。
<オフィズスの5.10b>
で、マルチで半日遊んだので、午後は1Pのルートで本気トライ。
5.10aを1本登ってから、いよいよ摩天楼(5.10d)。
<摩天岩は、ミズガキの山頂も近いので、稜線の雰囲気が味わえる>
結果は、惨敗。
オンサイトどころか、10回以上も落ちても、ムーヴ解決すら出来ず。
ワイドクラックは、1つグレードが上がるごとに、別世界になるような印象です。
例えば・・・
5.8:
スタンス、ホールドが、ときどき出てくる。
バック&フットだけでも半分くらいは登れちゃう。
5.9:
垂直以下だが、ホールドは少ない。
ニーロック、ヒール&トウ、などの基礎的なコンビネーションが出来ていないと、高度が稼げくて、疲労困憊になる。
5.10a:
5.9に、ちょっとした核心部がある感じ。
ホールドが少しあるハング、フレアーが著しいセクション、などがあって手順、足順を考えさせられる。
5.10b:
だいたい、少し被っている。
もしくは、5.10aのようなチョイ核心が、レスト出来ずに続く。
5.10c:
今までの印象だと、ワンポイントながら、ルーフクラック。
ただし、スタンスやジャミングポイントがあって、リービテーション以外にも解決策はある。
5.10d:
今回の摩天楼は、やっぱりルーフクラック。
ムーヴ出来ないから、分からず。
<写真右のルーフクラックのラインが、摩天楼>
そして、わずか1時間のトライで、翌日は全身が激しい筋肉痛。
また、そのうちにリベンジしに来たいです。
具体的に登ったルート
・日本晴れルート(5.8、4P) 頂上の岩塔まで立つ
・無名ルート(5.10b、オフィズス) オンサイト。結構、頑張った。
・虚無僧ルート(5.10a、フェースっぽい) オンサイト。かなり恐いルートだった。
・摩天楼(5.10d、オフィズス) ムーヴ解決できず。エイドしてトップアウト。