11月22日(日)、23日(月)は、岩場リード講習にて天王岩。
1日目は、NSさん夫妻、女性TBさん&女性MDさん。
2日目は、微妙な予報につき希望者のみ決行。
女性SMさん、男性OMさん。(2人は、不参加)
単に、落ちるのが怖いという1点を取ってみても、本人のポイントは様々。私が普段思っていることを、雑多に並べてみます。
<ボルトの種類>
初級者に、特に多いパターンです。
一瞬の浮遊感が怖い、という可能性大です。
<分散支点に関するディスカッション>
経験は長いけど、あまり高グレードではないという人に、よく見るパターンかと思います。
かく言う私も、このタイプから脱しきれません。
フォールラインに何があるか意識する余裕がない、落ちる体勢作りに自信がない、といった可能性大。
「岩場だと、ジムより僅かなランナウトでも怖くなる。」
というのも、似たような例だと思います。
<NS奥様による、クラックジョイのオンサイトトライ>
冷静に考えれば、ちょっと不思議な感じ。
とはいえ、気持ちは推し量れるように思います。
講習時に、こういう人を見るに思うのは、リードだとパニック気味の心理だということです。
実質的にトップロープと同じ、ということで安心しきれないんでしょうね。
<ガンバ!>
ムーヴLv.0だと、こういう人も多いです。
この段階も、色々と“つまづき”の可能性はあるんですが、8割以上の人は単純な慣れで通過できてしまうようです。
<笑顔が絶えない2人>
最初は、トップロープ状態から始めて、段々と膝下くらいまで距離を伸ばしましょう。
<もうちょっと!>
「リードだと、冷静な気持ちでいられない。」
という人も居ます。
このタイプの人は、レストが苦手なことが多いです。
例えば、本日もこんなことがありました。
<アプローチ(5.8)をR.P.>
2日目。
トップロープで登っている際に、ガバっぽいホールドに手が届きました。
すると、「やった!」とばかりに足を上げて行きます。
結果、自然と次のホールドを探す体勢に。
そして、狭すぎちゃって、レストしにくい体勢に(涙)。
で、次のホールドが悪ければ、そのまま進む。
次のホールドが良くても、そのまま進む。
<すあま好きなOMさん>
最近クラックリード講習を卒業したHMさんなんかは、以前は、まさにこのタイプ。
「レストすると、安全マージンとかムーヴを考える暇が取れるんで、心の平穏が保てますよ。」
という話。
<すあまを知らないSMさん>
レストにレストを重ねて、ほぼ完璧にイメージが出来上がるまでは、怖すぎて進めなくなるという。
結果的に、ほとんどのオンサイトトライは、持久力勝負になります。
ただ、被っていると8割の精度でも進んだ方がパンプせずに済んだりします。
また、ボルダーっぽい核心だと、クライムダウン不可能なので、勝負できず。
安全上は良い感じなんだけど、スポーツっぽくないクライミングで駄目でした。
マルチ卒業生のWNさんなんかは、当時の私と似た感じです。
<疑似リード>
・ボルトの判断が出来なくて不安
・ヌンチャクが足元になると、ロープが足に絡みやすくて不安
こういうのは、怖がってないと本当に危険ですね。
良いセンサーしてると思うので、引き続き勉強してくださいませ。
<「すあま探しても、なかなか売ってないから、最近は“ういろう”で我慢してたんですよ。」>
「落ちる練習は、そんなに怖くないけど、実践で落ちるのが怖い。」
という人も。
そして、逆パターンも居ます。
<リードで落ちる練習>
<OMさんによる、クラックジョイのオンサイトトライ>
己:自分の怖がりポイント
敵:実際のリスク
を目指したいところです。
それでも、危険はゼロにならないことは、肝に銘じつつ。
<完登!帰りに、八王子滝山道の駅のすあまを、見事お買い上げ!>