2016年5月30日月曜日

雨のち晴れ

5月27日(金)は、マルチピッチ体験にて、小川山。
男性ONさん、女性HMさん。
<東屋>

本日の予報は、西ほどマシ。
長野県で、雨のち晴れ。
東京は、雨。

通常は、越沢で行うマルチピッチ体験も、中止濃厚な予報です。
<オブザベタイム>

ただ、予報通りであれば、という期待を込めて、特殊プランを提示します。

「朝方は雨が残るでしょうから、午前中はキャンプ場の東屋でロープワーク。昼前から、乾きの良さそうな岩を狙って、マルチ。もし、昼まで雨が残るようなら、岩根山荘のジム転戦。」
<人気ルートからスタート>

すると、微妙な予報なら行くと決めていたONさんは、2つ返事で了承。

中止と踏んで油断していたHMさんも、参加。
予報通りの天気で、10時半頃には雨も上がり、12時に出発。

平日ということもあって、岩場にはほぼ貸し切り。
そんな訳で、普段なら絶対に登れないラインを、体験講習のラインに設定。
<短いながらも綺麗なクラックが>

具体的には、スラブ状岩壁のショートルートのエリアから、頂上目指して直上です。

ウルトラセブン周辺で、オールNPで登れそうなラインを選んでもらい、あとは2ピッチ目、3ピッチ目とロープを伸ばします。
ここで、100岩に載っていないマルチのラインを登って、落石をショートルートに人に落としたら、事故にならなくても大ヒンシュクでしょうからねー。

平日でも賑わうエリアなので、滅多にないチャンス!
<核心のマントル>

さて、マルチリード直前の体験講習では、講習生がライン取りを決めて、僕がそれをリードするようにします。

講習生にとってもオンサイトですが、今回は私にとってもオンサイト。
一期一会のライン取りかもしれません。

※古びたリングボルトなど、登られた形跡はあります。アプローチ至近のエリアですしね。
<偵察>

1回だけ、講習生のリクエストラインが無理すぎてライン変更をお願いしましたが、概ね楽しいクライミング。
5.8くらいまでで、私には見慣れた稜線へとトップアウトしました。
<ビレイ点>

午前中が小雨だっただけに、一期一会のマルチに行けました。

結果的には、3ピッチ目から先はほとんど落石も誘発しないので、早朝発とかなら普段でも登れないことはなさそうでしたが。
まぁ、辞めといた方が無難ですよねー。
<クラック>

後半は見晴らしも良く、初マルチのONさんは気分上々。

「もともと、これがやりたくてクライミング始めたんですよ。」
と、何度もおっしゃっていました。
<トップアウト!>

思い起こせば、初めていらっしゃったのは2012年の秋。
初期には、雨中止が3回連続などの苦難の道のりもありました。

いよいよ、来月からマルチピッチリード講習です。
<表情豊か>

ちなみに、HMさんも講習初回は2012年の秋でした。
よく、ここまで頑張ってくださいました。

ここから、楽しみですねー。
<記念撮影>

<懸垂下降>