再々掲載しておきますが、2月の予約受付は1月11日の22時スタートです。
瑞浪の翌日は、移動がてらレスト日。
レスト明け1日目、2日目(12月25,26日)は、いよいよ神須の鼻。
<初日は、1つ奥の磯に出てしまった。神須の鼻を見やる。>
私は、昔から登るのが遅いです。
<ちょうど良いので、適当なクラックを登ることに>
実際、この行きつ戻りつで、数々の本チャンルートや沢、果てはアイスや冬壁のように寒い環境下で、2時間ビレイをパートナーに強いてきました。
<2本目>
・垂直以下でプロテクションがやや難しい(ときにはプロテクションが悪い)ルート。えてして、やや脆いことが多い。
率直な印象は、本チャンの5.11版。
<3本目>
いやむしろ、自分の行きつ戻りつ能力が発揮できる格好の舞台!
「もしかして、ビビりだからこそ、こういうのが得意だったのか?」と思うことも。
<こちらは、登らなかったクラック>
・次のレストポイント、プロテクションセット可能な位置、そこまで行くためのキーホールドの偵察。
この際、期待した部分の岩が脆いことが多いので、なるべくバックアッププランまで用意します。
つまり、レストポイントから数回~十数回の偵察を繰り返して、いよいよ次のレストポイントまで突っ込むと。
個人的には、この手のクライミングでレストポイントは、1~2m毎に作ることが望ましいので、核心部が10mあれば5~10個のレストポイントを無理やり作ることが多いです。
どんなに時間を掛けても、ナッツキーで土や風化した岩を掘ってでも、レストポイントとプロテクションを探し出し、ジリジリと高度を稼ぐ(笑)。
気分は極地法です。
まー、発想からして遅いわけです。
<神須の鼻の裏面>
初日に神須の鼻の隣の磯。
適当に、5.6~5.10aぐらいのを3本登ってから、神須の鼻裏面に移動してみました。
せっかくだから、トポに載ってないけど1本トライしてみます。
<脆いので、色々と慎重に>
<ラインも右往左往>
<もう無理!右のクラックにボルダーっぽいムーヴでトラバースして、中間の立木で終了にする。>
2時間近くなったあたりから、私の集中力低下がビレイヤーにも伝わったそうです。
まぁ、微妙なラインだけど、一応オンサイトです。全力は出し切り、終わってみれば爽快な気もします(笑)。
立木に残置スリングが掛かっていたので、誰か登っているのでしょう。
5.11a△、って感じ。
2P目とか別ラインは、またいずれ。
<神須の鼻、メインエリア>
<荷物持ち懸垂下降で、四苦八苦するカメチヨ>
<梓弓(5.10)>
<ますらを(5.10+)>
<ますらを、の続き>
ちなみに、2日目は神風(5.11)にトライ。
日の丸(5.11-)の派生ルートなので、派生後はオンサイトトライ。
結局、これは2時間ぐらい行きつ戻りつした結果、ギブアップ。
「カムの効きが悪いセクションだから、テンションもちょっと怖い。エイドも嫌だなー。」
と思ったら、そこから日の丸へ戻るトラバースムーヴを発見。
という訳で、なんだか意味の分からないラインになりながら、一応フリーではトップアウト。
たぶん、2時間15分ぐらいでしょうか。
やはり、ビレイヤーから見ていると、2時間で魂が抜け始めるようです。
<神風(5.11)>
夕方、神風にはもう1トライしてみることに!
「核心以外はスムーズに行けるだろうし、ロワー中に探らなかったとはいえ、次のトライ中にまた細かい発見があれば、あるいは?」
という望みをかけましたが、やっぱりギブアップ。
今回は、さすがに時間短縮されて1時間半ぐらいだったそうです。
<上部で苦しみ続ける私>
長時間すぎて、これが推奨されるべきトライ方法なのかは良く分かりません。
ただ、粘れるタイプのルートには、相当有効な戦略で、私にはこれしか出来ないということだけは確かです。
具体的に登ったルート
1日目
・隣の磯で3本見つけたラインを適当に
・神須の鼻の裏面のハンド~フィストクラック。途中で、ワイドになる部分が、脆すぎて進めず。右隣の立木へとトラバース。という変なライン。 オンサイト。体感5.11a△。
2日目
・神風(5.11) 2トライして、惨敗。
最悪落ちても大丈夫、ってぐらいにはカムの固め取り(5個!)は出来ているのだけど、岩の脆い面に小さめのカムを決めているので積極的にフォール前提で突っ込むのは、自分の心がどうしても拒否反応を示す。そんな感じのルートでした。
プロテクション技術が上がるか、次のプロテクションセットまで9割落ちずに行けそうなムーヴが見えるか、そのどちらかがあれば突破できそうな気はします。数年後にリベンジしたいです。