年末年始の記録パート3。
レスト日を挟んで、3連登。
2日目の夜に、NMさんも合流。
<懸垂中に見た日の出>
この前日、神風(5.11)を2トライ敗退して、やや落ち込み気味な私。
次のターゲットは、ことぶき左(5.11-)。
比較的プロテクションが良さそうで、グレードも1つ下げてみました。
これは、さすがにオンサイトしたい!
<たらちね(5.10-)>
このエリアは、5.11a~dの4段階ではなく、5.11-,5.11,5.11+の3段階です。
頭にグレード対応図を書いてもらうと分かりますが、5.11bの易しめぐらいまでが5.11-というイメージ。
グレードは細分化するほど正確に表現できる反面、そもそも体感なので逆転が起きやすいという弱点があります。
賛否両論あると思いますが、このエリアを少し大雑把なグレード表記にしたのは、ちょっと共感できます。
<ことぶき。私がデカすぎるのか、20mには見えない。>
で、こちらは苦労しつつオンサイト。
途中、脆いセクションがランナウトするのに一番行きつ戻りつしましたが、核心はプロテクションが良かったので思い切って。
<渡津海(5.10)>
グレードは上げていませんが、今度はプロテクションが悪い雰囲気が漂います。
<カムイ(5.11-)>
と何度もクライムダウンを繰り返します。
岩が風化していて、ホールドが欠けたり、カムが滑る可能性が相当高そうな核心部・・・。私には、グランドのリスクが大きめなルートに思えます。
僅か12mのルートですが、1時間以上かけてようやく自分なりの安全水準を満たすカムセットが出来て、オンサイト。
いやー、これは怖い。
<テラスに戻って、シューズを脱ぎ、大レスト>
グレードを大幅に下げたのは、どのトライも1時間越えばかりで疲れていたし、カメチヨ先生の方がトライ時間が短かったので。
「1回ぐらい、スイスイ登れそうなのを挟んで。」
と思ったら、3回ぐらいクライムダウンしました(笑)。
とはいえ、想定範囲内でフラッシュ。
<神座(5.10-)>
<いかづち(5.10-)>
本日の目標は、ことぶき右(5.11+)。
前日のことぶき左の中間部から、派生するライン。
見た目にもプロテクションは取れそう。グレードは、一気に2つ上げましたが、派生ラインなので半分オンサイトではない、という気楽さはあります。
<草薙(5.10)>
相当粘った挙句、やはりプロテクションに完全な信頼がおけずにテンションコール。
ハングドッグしてもムーヴが分からず、結局エイドを交えて抜けたら、「なんと!ここにホールドが!」みたいな見落とし発覚。
エイドしたこともあって、カムセット位置だけはほぼ完璧。
もしかしたら、次で登れるかも。
<ことぶき右>
<高砂(5.10)>
岩が冷え始めて来たのを待って、最終トライ。
このルート、分かってしまえば割と信頼できるカムが効くし、固めどりもしやすいかも!
ギリギリで完登できました!
<不知火(5.10+)>
カメチヨと、本日からのNMさんはガンガン登ります。
<梓弓(5.10)をオンサイトするNMさん>
1本目は、不知火(5.10+)。
上段のシンクラックは、一応トライはしたのですが、風化が酷くて危険と判断。
右から巻くことにしました。
基本は下部のルートだと思うので、一応フラッシュ。
<不知火をR.P.するカメチヨ>
<ことぶき左をオンサイトしていたY本さん。たまたま岩場で遭遇>
玄人好みの1本、ってどんなだろうと思いましたが。
個人的には、不動沢のフレアードチムニー5.10aの奥にシンクラックが走っている、という印象でした。
行きつ戻りつで時間は掛かりましたが、これはそんなに苦労はせずオンサイト。
<たらちね(5.10-)をオンサイトするNMさん>
<ますらを(5.10+)をオンサイトするNMさん>
<日の丸(5.11-)で敗退するカメチヨ>