2019年6月24日月曜日

トップロープ状態でギブアップしたい

6月16日(日)は、ムーヴLv.0にて、新規女性DHさん、男性EDさん。
これにて、2人ともジムリードに進んでO.K.としました。

6月19日(水)は、ムーヴLv.0にて、新規男性MDさん、新規女性TNさん。
こちらも、2人ともジムリードに進んでO.K.としました。

6月20日(木)は、リード3回目で、女性KBさん、復習参加の男性SKさん。
こちらも、KBさんはジムリードは卒業といたしました。

2コマ目で、女性NKさん、女性KSDさん、女性GTさん、新規女性YZさん。
こちらは、NKさん、KSDさん、GTさんは、ジムリードに進んでO.K.としました。

6月21日(金)は、リード2回目にて、女性ONさん、復習参加の女性KDさん。
さて、今回のSKさんの本気トライにて、トップロープ状態でムーヴに迷い、疲れてギブアップの「テンション」コール。

「いやいや、トップロープ状態なんだから、ガンバ、ガンバ!」と背中を押されて、そこのセクションを突破。
そして、そのやりとりが、ルート中間部でも再現。
さらに、ルート終盤でも再現。

垂壁で、レストすれば粘れるルートだったこともあり、3度のドラマを乗り越えて無事に一撃でした。
その後、別の機会に会話したこと。

私「トップロープ状態なんだから、頑張ってくださいよー。」
SKさん「でも、トップロープ状態だとギブアップしたとき、一番安全に止められるじゃないですか。」

たしかに、その通りです。
一方で、中上級者は本気トライ中にギブアップをすることは少ないと思います。
特に、ジムのような環境では。

とはいえ、仕方ないこともありますよね。

最終プロテクションが足首以上まで来ていて、それでも次のクリップ態勢が取れないような状況だと、
「手繰り落ちする訳にも行かないし、これ以上クリップせずに突っ込むのも結局危険だし。」と考えて、
「落ちまーす!」と言ってフォールすることはあるでしょう。

あとは、本当は右手で取るべきホールドを左手で取ってしまい、どうしても戻れない状況とか、落ちるまで頑張る意味が無くなったと判断して「テンション」コールをすると思います。
次がランジっぽい動きで、どうやっても体を反動を付けられない状況になってしまったとか。
この手のは、ボルダーでもよくありますよね。

もう1例挙げると、足がロープに絡んで、どうしても抜けなくなってしまったときも、安全上やむを得ないギブアップでしょう。
この差は、どこから来るのでしょうか?

ギブアップが許される場面、ギブアップしない方が良い場面。
本気で判別しようと心がけましょう。
クライミングは、リスクや恐怖との付き合いがあるため、他のスポーツと比べてギブアップに関して深く考える必要があります。

ただ、これを真面目に取り組んでおくと、岩場でも必ずや活かされることでしょう。
ガンバ!