6月8日(土)は、岩場リード講習にて、コクシネルロック。
女性YIさん、女性YYさん、復習参加の女性ISさん。
ISさんの中で、岩場毎にクライミングと登山要素の割合があり、それがかなり本人的には重要だという話。感覚的ながら、直感的に理解しやすいので。
①天王岩、湯河原:ほぼ0%
②湯川、コクシネルロック:20%
③城ケ崎のフナムシ、ファミリー:30%
④小川山のお姫様岩:50%
その他の岩場は、聞きそびれたので不明。
大体、イメージできたでしょうか?
本人的には、こんなイメージです。
・アプローチが20分以上、時間に関わらずハイキング道のすぐ脇ではない ⇒ 山度が高め
・終了点が立木、終了点がトップアウトした場所から少し離れていて、ヌンチャクやカム回収などに工夫が必要 ⇒ 山度が高め
・ビレイヤーもセルフビレイが必要 ⇒ 山度が高め
・クラック(NPルート) ⇒ 山度が高め
ちなみに、このパーセンテージから推察するに。
・スポートルートの一般的なランナウト具合は、山度に含まれない。ジムの2~3倍のボルト間隔。
・残置ビナがなくて、結び替え1回でロワーダウンする程度は、山度に含まれない。
・湯河原のクリスマスローズなど、比較的条件の良い場所でセルフビレイを取ってリードのビレイを行うぐらいは、山度に含まれない。
たぶん、このパーセンテージは、本人がO.S.トライとかR.P.トライに集中したいという気持ちの表れなのでしょう。
で、山度が高いエリアだと、ある程度はそれ以外の要素に気を配らないと危ない目に合うので、心構えが必要だという気持ちの表れでもあります。
そういう気持ちは私にもあって、懸垂下降でアプローチするエリアなんかは、それだけでも緊張して、訪問初日は本気トライ無しもアリだと感じます。
アプローチが1時間以上かかるエリアだと、9割登れるぐらいのルートを数本オンサイトしただけでも満足して帰ること度々です。
いま、このエリアが自分にとって、どの程度ゲレンデ的に感じているか、というのはリスクを避けるために大事なんでしょうね。
また、このパーセンテージは、本人の技術と経験によって、大きく変動すると思います。
しかも、同じエリアに再訪すると、感覚的には大分下がるでしょう。(危険な慣れか、という要素も含まれますが・・・。)
ちょっとマニアックな例ですが、不動沢の摩天楼が山度60%に感じるか、20%に感じるか。
もちろん、こんな特殊用語を使わなくたって、自分なりの感覚で岩場と自分の距離感が掴めれば良いと思います。
実践本気トライ
ISさん:永い旅(5.11a) ハングドッグして、ムーヴ解決。トップアウト。