2019年6月5日水曜日

持久力は何なのか

5月29日(水)は、ムーヴLv.1。
女性HNさん、男性STさん、男性HGさん。

本日の話題からは逸れますが、よく「持久力が無くって。」という話を聞いたり、持久力トレーニングをしている人を見ますので。
しかも、何故か富士山ガイドの飲み会でも、クライミングの持久力の会話になったり。
リード中、パンプやヨレを感じた際に、「もっとコレが来るのが遅ければ!」と感じることがあると思います。
とりあえず、それを持久力としておきましょう。

これに対して、幾つかの疑問が沸きます。

①フィジカルの意味での持久力って何だ?
・毛細血管を発達させることにより、レスト中の血流を良くすることでしょうか?
・最大筋力の何パーセントで数十回×何セットをこなせるか、といった筋肉の話でしょうか?

②省エネ技術やレスト技術は、持久力に含めるか?
・レスト禁止ルールの持久力トレとかもありますよね。

③パンプしてきてからの渾身の粘りは、持久力に含めるか?
・ルート構成によって、後半に出力が高いムーヴが無ければ、どうにか乗り切れることもあり、この能力にも確かに差は出る。

実際、これらが全部合わさって、リード慣れというのは確かに発揮されています。
それだけに、持久力なるものを測ることは難しいものです。
ただ、これが曖昧だと、単に沢山登ることが持久力トレーニングだと勘違いしてしまいます。
(そうは言っても、目的意識が曖昧な質の低いトレーニングでも、量が効いて成果が出ることもある。特に、初級者は。)

次に、持久力は何のために使うのか、という問題があります。

・パンプのTUNAMIのような、どっかぶりロングルートのR.P.でしょうか?
・垂壁、薄被りで、レストポイントから数手先までを探って戻る、と言った「行きつ戻りつ」をして、O.S.を成功させるためでしょうか?
(強い人は、どっかぶりロングルートでも行きつ戻りつしますけど、私は出来ません。)

・単純に、壁に長時間滞在すること自体が目的でしょうか?
・もしかして、マルチで1日に5.11を5PほどO.S.で登るようなのをイメージしていますか?

何に主眼を置くかによっても、求める持久力の質が微妙に違うと思います。

もっと言えば、「1日に、本気トライを何回出来るか?」
みたいなことも持久力として語られたりしますが、これも質が微妙に違うでしょう。

「とにかく量を登れ!」というのは、半分は正しいとは思います。
ただ、オブザベをサボったり、トライ前の集中力高め損なったり、ヨレた状態では絶対O.S.失敗しそうなルートを安易に触ってしまったり、といった弊害もあります。

さて、どんな種類の持久力が欲しいのでしょうか?
そのためには、トレーニングが必要なのか、テクニック練習が必要なのか、あるいは集中した1本の本気トライが必要なのでしょうか?