5月8日(土)は、岩場リード講習にて、男性TGさん、女性HNさん、男性NNさん。
5月10日(月)は、岩場リード講習にて、女性MDさん。
5月11日(火)は、ムーヴLv.0にて、女性IGさん、男性HDさん、男性YMさん、女性KIさん。
5月13日(木)は、ムーヴLv.0にて、男性HDさん、男性YMさん、男性NNさん。
5月14日(金)は、自分のクライミングにて、メルトダウンダイレクト(5.11b、スラフェース系)を2トライでR.P.。(正確には、10年くらい前にメルトダウンを2撃しているので、計4トライ。)
5月15日(土)は、クラックリード講習にて、女性STさん、復習参加の女性IUさん。
ジムのリードエリアで、出だしが難しいルートを数回やって諦め、別のルートに向かう常連さんがおりました。
ポイントとしては、少し休憩して数回トライして、また少し休憩してトライして、を何ターンかやれば、十分にできそうなムーヴでした。
そして、別のルートは、テンションは掛かるものの、ムーヴ解決には全く困らず、数回トライすればR.P.できそうに見え、本人もそのつもりのようでした。
これ自体、別に悪いことではありません。
ただ、この後に本人が、「ボルダー力が欲しい。」みたいなことを言ったので、少しモヤっとしました。
僕の知る限り、一般的なリードの頑張り方には3種類。
①オンサイトトライを頑張る
②ムーヴはできるけど繋がらないルートを頑張る
③ムーヴができないけど、できそうなら頑張る
この頑張るには、本当に色々あって、トライ中の土壇場の粘りだけではありません。
①ならオブザベや、オンサイトに丁度良いルートを大切にして疲れたときに安易に触らない気持ちで、すでに勝負は始まっています。
②は、イメトレ、途中のムーヴの省力化、、手順足順の暗記、何日も通うなどの「しつこさ」も大切です。
③は、イメトレ、ムーヴ相談、トライ間のレストも大切です。一日の最もフレッシュな時間帯を、これに充てる「潔さ」も大切です。(他のルートなら、その日にO.S.やR.P.の成果が持ち帰れるという誘惑に打ち勝つ)
また、好きこそ物の上手なれで、②が好きな人は、友達と②について語り合い、自然と反省会のようになります。
つまり、レッドポイント戦略に突出したクライマーへの道を歩みます。
この常連さんは、僕の見る限り、
「②が大好き、③はそれなり、①は割と安易に取り付くがレストは上手なので5.10a〜cとかは意地でオンサイトしてくる。」
という印象です。
いわゆるボルダー力が欲しいのならば、③を意識してやるぐらいが良いです。
で、それだとリードはハングドッグばかりになって手間が掛かって面倒だし、トライ数も減るし、ボルダーなら難しいムーヴを解決したら、その日のうちにR.P.まで持ち込めたりする達成感もあるし、という「言い古された結論」が自分の心にストンと落ちてきます。
すると、ボルダーをやるにしても、「③をやりたいな。」と思って取り組めるはず。
最終的に、①〜③のどれが好きかは個人の趣味によるところもあります。
これもまた、スタイルと呼べるものかもしれません。
しかし、どれか1つだけに突出すると練習の限界が来やすいので、自分のトライを俯瞰的に考えた方が良いと思います。