2012年10月18日木曜日

ネコ足も慣れれば段々とスピーディに

10月16日(火)の夜は、ランナウトにてムーヴ講習。
常連男性KBさん。
足をソッと置くこと(ネコ足)は、とても大事です。

足置きが雑だってことは、

・足を置く段階で、バランスが取れていないこと証拠かもしれない
・次のムーヴに失敗する可能性が高くなる
・疲れやすくなる

だから、まずは易しいルートで、ネコ足を意識しましょう。

とはいえ、この感覚も奥が深い。

例えば、
・ネコ足にしようとすると、かえってゆっくりになり過ぎて疲れる

というのがよくある話。
でも、自分より強くて巧いクライマーが、足音を立てないのは何故か!?

たしかに、強いクライマーは筋力的に余裕があるので、足をゆっくり置く余裕が作れるのもあるでしょう。

しかし、ジムなどで見かける本当に強い人達は、本人たちが落ちるくらいのボルダーをスピーディにトライするときでも、かなり繊細な足置きをしています。

つまり、足置きも慣れればドンドンとスピーディさと繊細さを兼ねられるようになる、という話。
KBさんも、例に漏れず、急ぐとついつい足置きが雑になる癖があります。
どちらかというと、スピードは徐々にで構いません。

スピードと繊細さの両立は、永遠の課題なのかもしれません。
私も、周りを見ているとまだまだだと思いますので。

具体的な講習内容
・ネコ足(特に、急がず!)
・肩の脱力(特に、ホールドを支点に回転する感覚)
・指の脱力(特に、フワッとホールディングする感覚)
・腰を壁に近づける姿勢(思い出す程度)