2012年10月24日水曜日

自立のポイントは、リードだけではない

10月21日(日)は、天王岩にて岩場体験講習。
常連女性SMさん、群馬の女性HMさんの2名。
SMさん、本日は岩場の一番易しいルート(5.5~5.6くらい)を2本リードしました!

ガイド登山出身の方にとって、自立というのはどんなことなのでしょう。
最初から、山岳会に入ったり、仲間内でクライミングを始める人とは、全く違うイメージがあるようです。
もちろん
「リードが出来たら楽しい!」、「地図が読めたら楽しいだろう。」

というイメージはある。

一方で
「終了点作業を一人でやるなんて、私には一生無縁の世界。」
「懸垂下降のセットを、お客さんのATCにロープに通すところ、お客さんのセルフビレイを取る場所を選ぶのは、全てガイドさんの仕事。」

という極端なほどのロープワーク恐怖症。
リードを楽しむ気持ちは、他の人と同じです。
今日も、本当に嬉しそうなSMさん。
これは、大きな成果でした。

ロープワーク恐怖症、と勝手に名づけましたが(笑)。
自分が命に関わる判断をすることに、強い抵抗があるんでしょう。
むしろ、リードよりもこちらの方が、自立への障害となるかと思います。
SMさんに限らず、たとえばこんな傾向を感じます。

・ビレイを、あまりしたがらない
(自分が上達することよりも、大きな過ちを犯す心配が気になる)

・終了点の残置カラビナにクリップするだけの場面でも、心配でたまらない。
(ジムと同じだということに、自信が持てない)

・講習生同士で登る前のダブルチェックを終えた時点で、「チェックを終えましたけど、安全と言うことでよろしいでしょうか?」と、私に目で訴えている。
(トリプルチェック?)
もう、こういう方々を何人も見ていると、特別に不思議なことには感じなくなってきました。

ただ、当塾で頑張って行く以上、少しずつ自分で判断できるようになっていただきましょう。
方向性さえ同じなら、ゆっくり上達する方には、じっくり御付き合いいたしますよ。
具体的な講習内容
・トップロープのビレイ
・トップロープで落ちる練習
(これで、お互いのビレイに信頼が持てるように!)

・実践リード(SMさん)
・疑似リード(HMさん)
・トップロープで本気トライ
(下の岩場の5.9を2回ずつ。2人とも2回とも、テンション混じりでトップアウト。)

・懸垂下降時に、ロープをATCに通す場面の練習


HMさん、富士山からのお客様ですが、どんどんと上達してきております。
登りは安定してきたので、次はジムでリード講習をやりたいですね。