2012年10月9日火曜日

不動沢の弁天岩

10月4日(土)、5日(日)は、自分のクライミング。
初日は、雨のため湯川・・・。

一体、何回来るんだろうと思いながら、地道に練習することにしました。
本日のパートナーは、定職に付かずに登り続ける女性登山家(?)のKさん。

年間に、2回、3回の海外登山やクライミングツアーに出かけ、海外トレッキングツアーのガイドまでしてしまう。
日本では、なかなか会うことのできない、全くパワフルな女性です。
そして、FEWの渡辺ユッキーさん。

春に怪我して以来、調子がイマイチだったそうです。
が、だいぶ復調しておりました。
2日目は、目的のミズガキ不動沢。

富士山ガイド仲間のMDさんも加わって、4名で弁天岩へ。
本日も、3ピッチくらいのワイルドなクライミング。
マルチと言っても短いので、普通に本気トライが出来ます。

初めてのエリアで、登れそうなライン、限定すれば楽しめそうなラインは無数!

まずは、5.10bのオフィズス。
Kさん、残念ながらテンション掛け掛け。
僕は、フォローでギリギリ。

Kさんは、冬の人ですからね。
乾いた岩は苦手みたい。
2P目は、左を簡単に登れそうでしたが、側壁にある水平クラックに挑戦!
地面が、異常に近いのが分かるでしょうか?
でも、難しすぎて敗退。

諦めて、左の地面を歩いて上を目指します。
3P目は、水平クラック!

もはや、正規ラインなんてどうでも良いです。
ひょっとしたら、このピッチは初登?
頂上へと続くスラブは、かなり危なそうだったので、迂回できるかのチャレンジも兼ねて。
4P目は、変なチムニームーヴでのクライムダウン。

どうやら頂上に登ることは出来そうもなかったので、懸垂下降に適した木を求めて。
そこは、ちょうどユッキーさんとMDさんが登っているラインの真上。

珍しく、リードクライマーを上から激写する機会に恵まれました。
さて、本日2本目。

1P目は、5.10aのワイド。
これは、グレードにしては易しい?
割とスイスイ。
2P目は、ヤブ漕ぎで風穴ピナクルの下へ。
例によって、頂上へのスラブは危なそうで諦め。
時間も余っているので、Kさんオススメの風穴クラック(5.11a、フィンガー)にトライ。
このルート、そもそも3P目の高さにあるので、高度感は最高!
トップアウトしたところは、ちょっとした岩壁の頂上で、気分も晴れやかなルート。

最近、雨で湯川に2週行ったおかげもあり、割と安定して一撃できました。
具体的に登ったルート
初日:
・コークスクリュー(5.9)
・サイコキネシス(5.10c)
1便目、カムセットに失敗してテンション。せっかく2便目を出すので、左のテラス無し限定で登ってみた。

・フォーサイト(5.10b)
・テレパシー(5.10d)
3回目だが、やっぱり疲れるルート。

・北京の秋(5.10b)
前回、フォールしてしまったので、今回はキッチリと。

2日目:
・ルーパー・クラック(5.10b、3P)
頂上へのスラブは諦めて、頂上直下の水平クラックとかを遊ぶ。

・ベルボトム(5.10a、3P)
例によって、頂上へのスラブは諦めて、風穴ピナクルへ。

・風穴クラック(5.11a、フィンガー)
湯川系のフィンガー。
グレードは、甘いと思う。
でも、高度感もムーヴの気持ち良さも三ツ星レベル!

今日もヘッデンまで遊び、良いトレーニングにもなりました。