2013年5月1日水曜日

山のパートナー選び(私の場合)

5月27日(土)の午後から~29日(月)は、自分の山行。
メインは、鳥甲山のワンデイ縦走。
K島嬢と。

<朝5時過ぎに出発>
山に行く上で、パートナー選びというのは悩ましいものです。

町で仲が良くても、いざ山に行ったら

「ちょっと合わないなー」
なんてことは、日常茶飯事。

例えば、どんなことが重要なんでしょう。

<入山口>

<アプローチ>
①体力、クライミング能力、登山経験、などの能力

個人的な好みとしては、自分がリーダーになった方が気楽で、力を発揮しやすい。

とはいえ、パートナーが講習生より経験が無かったりすると、自分の力を出し切れる山行は無理なんで、兼ね合いが難しい。

一方、ゲレンデっぽいところは、自分より強い人と行って、色々勉強したい気持ちもあったり。

「自分よりチョット強い人と行くのが安心」
というタイプの人も、
あんまり実力が離れていたら、気が引けますよね。

<鎖場>
②安全基準

進退判断は、自分がリーダーっぽい立場なら、最後は自分の意見を押し切れますが・・・。
でも、全体的に近い基準の人が一番。

フォローしてみたら、ビックリするような貧弱なビレイ点だったりしたら、
「この人と行きたくないな」
と、思いますよね。

それに近いことが、雪山では雪庇、雪崩、天候、ライン取り、危険地帯の歩き方、の全てに現れます。

私も、クライミングは慎重でも、天候判断は結構攻める方だったりするので、全部が一致する人なんて居ませんよね。
でも、何となく意見が合うことは、重要です。

基準が違いすぎると、話し合うだけでストレスフル。

<雪庇が多い>
③行き帰りの車、テント内、などでの生活

個人的には、ここも登山の重要な楽しみの1つ。

私は、プライベートでは相当無駄話が好きな人間。
うるさすぎて、パートナーに閉口されることも度々。

他にも、人間的な欠点が色々と露わになる場面・・・。
お互いに許容範囲かどうか、に尽きます。

モチベーションのレベルだけでなく、人間的な相性が出ます。

<易しい岩場>
そんな所ですね。
私にとって、K島嬢と行くときが、最もモチベーションが上がります。

ここ最近、ゲレンデでもK島嬢のビレイが一番成果が出ている気がしますし。

<ガスると、雪庇が怖い>
今思うと、昔からそうでした。

8年くらい前にK島嬢にそう言ったら、

「あんまりモチベーションが高い人と一緒だと、逆に自分が下がる」
と言い返されたものです(笑)。

たぶん、今はマシになって頂けたようですが。

<晴れてきた>
結構よくある話なんですが・・・、

2人で山に行って、一方はリラックスして最高だと感じても、もう一方がストレスを感じること、あります。

私も、散々パートナーを疲れさせて来ました。
そして、一人で疲れ果てたことも数々。
(パートナーは別に悪くない、ということも多い)

<頂上を振り返る>
最後に、ちょっと講習生の方々に対して、思っていること。

初級者のうちは、パートナーの条件に①ばかりが気になります。

「同じくらいの実力の人と行った方が、判断の練習になりつつ、安心感もある。」

というのは、確かです。

<下山中>
パートナーの方が成長速度が速かったり、その逆だったりすると、

「もっと、自分にちょうど良い人は居ないものか?」

と悩んだり。

もちろん私も、過去には悩みまくり。
現在も、「全く悩んでない」と言ったらウソです

<林道にあった桜>
でも、今は

・山登って楽しいかどうか
・安全基準が近いか
・自分のモチベーションやパフォーマンスが発揮できるか

の方が、重要になって来ました。

<最終日は、ゲレンデスキー>
今回の鳥甲山縦走も、特別すごい登山ではありません。
HPの登山歴に書き足すようなものですら、ありません。

でも、私にとっては特別楽しい、そしてピリリと緊張感ある山行でした。

(本題からは外れますが、なかなか好ルートです)

<私は、春スキーを初体験>
講習生同士で見つけたパートナーも、せっかく気が合うなら、継続した方が良いと思います。
今後、少し実力が離れたとしても!

「本当のパートナーは、山人生で5人しか出会わなかった」
なんて言ってた先輩も居ましたよ。




行動記録
27日(土):
東京から秋山郷へ。

28日(日):
5:10 出発
(白嵓尾根、ノートレースで楽しめた)

12:10 鳥甲山の山頂
(赤嵓尾根、こちらはピストンしているパーティーが居て、下山は楽をさせてもらった)

16:40 林道に到着

(車まで歩いて戻る途中、牛社長に遭遇。乗せていただく。)

17:10 車に到着

29日(月):
神楽スキー場にて、ゲレンデスキー練習
春の雪は、雪が重く、難しいと分かった。