2015年3月6日金曜日

出来ない理由を考える

3月5日(木)は、クラックリード講習にて、城ヶ崎。
男性ONさん、女性KIさん、加えて補習の男性ITさん。
<地上でのハンドジャム練習>

「練習してみても、なかなか出来ない。」
という場面に、よく遭遇します。

ムーヴ、オブザベーション、ビレイ、ロープワーク、あらゆる安全確保にせよ。

もちろん、私自身も、講習生にしても。
<ジャミングが好きそうなONさん>

そんなときは、その理由を考えます。
良いことですよね。

もちろん、講習では私も一緒に考えます。
<フレアハンドに夢中な皆さん>

ただし、理由を考えても、往々にしてハズレるものだと肝に銘じています。

例)
①「筋力が足りないからなぁ。」
→「あ、ムーヴを変えたら出来た。」

②「歳も歳だからなぁ。」
→1年経ったら、出来てた

③「頭が悪いから、ロープワークは無理。」
→1年経ったら、だいぶ慣れていた

④「保持力が無いから。」
→「あ、持ち方のコツが違った。」

⑤「身体が小さいから、チムニーは苦手です。」
→「あれ、小さい人でも得意な人が居た。」

⑥「身体が硬いからなぁ。」
→「あれ、あの人も硬いのに、足が上がっている。」

⑦「体力がないから。」
→歩き方に慣れたら、ちょっとマシになった。
<初孫(5.5)>

出来てみて初めて、自分の予想が違ったということが分かります。

非常に残念なことですが、出来ないうちは、予想が証明されることはないと思います。
<懸垂回収>

自分自身にも言えることですが、講師から講習生へのアドバイスですらも同じです。

このことって、深く考えていくと、ちょっと謙虚な態度になれるように思います。

しかも、他人へのアドバイスも、穏やかな口調になってくると思います。
<快晴>

理由を考えないと馬鹿になる気がするし、やっぱりアドバイスや話し合いは有効だと思うし・・・。

分からないなりに、それらしき答えを考えて、次のチャンスに試行錯誤する。

ちょっと、人生感じますね。
僕の場合は、もはやこれでしか人生を学んでいない気もしますが!
<補習なので、本気トライを色々>

具体的な講習内容
・ジャミングのコツいろいろ
(膨らませるタイミング、肘の方向)

・ジャミングを引きつける練習
・ネコ足(振り子のリズムを利用する方法、スタティックな方法)
・地上でのカムセット練習
・カムで落ちる練習
・終了点用に持って行くギアを、少しでも減らす工夫
・疑似リード(KIさん)

・実践リードトライ
ITさん:初孫(5.5)をオンサイト、パープルシャドウ(5.8)をR.P.(2便)
<パープルシャドウは、濡れていて条件悪い中、よく頑張りました!>


<ONさんは、前回と比べて、別人のように慎重>

<満月が美しい>