2015年11月13日金曜日

怖がりと慎重

11月12日(木)は、リード2回目。
男性OHさん、男性ISさん、女性ODさん。
手繰り落ち、というミスがあります。
クリップのために、ロープを手繰っている最中にフォールするもので、グランドフォールの危険が高いものです。

これに関しては、予防策があります。

「クリップする前に、落ちちゃうかも!」と思ったら、ロープを離して数秒粘ります。
その間に、ビレイヤーはロープの弛みを取ってくれます。
その状態であれば、ジムならば1つ下のクリップが近いこともあって、フォールしても大した距離にはならないでしょう。

ただ、ありがちな初心者心理としてフォールは怖いので、
「一刻も早くクリップして、トップロープ状態になりたい。」
という感じです。

ゆえに、怖がりな人ほど手繰り落ちするケースもある、という残念な話もあります。
“怖がり”というのは、将来的には慎重になる才能だと思います。
ただ、「自分は、怖がりだから慎重です!」などと勘違いしていては、むしろ危ないし、ベテランから疎まれるでしょう。

慎重とは、リスク想定がキチンとされていること。
キャリアが長くなると、「自分は慎重だ」とは、そうそう言えなくなるはずです。
まだ慎重でなかった自分が、山を続ける限り、日々見つかってしまうので。

まずは、比較的シンプルなクライミングから、リスク判断を覚えて行きましょう。
雪山や沢登りは、それだけ準備していても十分に危ないですからねぇ。


具体的な講習内容
・トップロープのビレイを洗練
・クリップ練習
・リードでやってはいけない事例集

想定しているリード2回目よりは、少し遅れています。
が、筆談前提のクラスで、どっちにしろプライベートレッスンみたいなものなので、気にせず行きます。