11月6日(金)は、長門さんとカサメリ沢。
私をビレイするのは、結構難しいと思います。ちょっと緩み過ぎると、83kgの体重で、簡単にグランドフォールします。
さらに、身長185cmとリーチがあるので、クリップの際にロープを引く量が多いです。
だから、よっぽど緩めにビレイしたくなるとは思いますが・・・。
また、山関係者には珍しく、ジムでは結構デッドポイントを多用する方だと思います。
これまた、リーチもあるので、一歩で乗りこめる量が大きかったり。
しかも、ハングドッグなんかしたら、やっぱりビレイは疲れるでしょう。
我ながら、面倒なクライマーだと自覚しております。
さて、そんな私が先日ジムで、ジムスタッフにビレイを頼んだときのこと。
トライが終わって御礼を言うと、
「ビレイで、嫌なところとか、ありませんでしたか?」
と、彼が尋ねて来ました。
「うーん、そんなに大きな問題では無かったんだけど。(足が切れる)デッドで振られたときに、ロープのお陰で振られが軽減されちゃう場面が2回あったんだよね。あそこは、出来れば少しだけ緩めがありがたいね。」
と、回答しました。
私の体重83kgにビビっている彼には、過ぎたるお願いです。
彼とは結構親しいのですが、聞かれなければ、気になった点も話す気はなかったと思います。
もし、仮にもう1点言うとしたら、
「クリップしそうなムーヴを予想してくれると、さらに繰り出しがスムーズになったかも。」
我ながら、求めるものが高すぎ?
と、同時に
「彼は、教わり上手だなー。」
と思いました。
こっちから指摘したら、体重重いくせにリクエストの多い、説教親父っぽいですからね。
逆に、私もビレイヤーに言いたいことを、ある程度言わずにいることを再認識。
自分より上手い人と行くときは、しつこくビレイヤーへの要望を聞いた方が、勉強になりそうだと思ったのでした。
おおむね、登りのグレードが高い人は、ムーヴやクリップの動きも繊細で、ビレイヤーへの期待値も大きいものです。
ちょうど、長門さんがトライしていたルートが、繰り出しもシビアにやりたくて、良い勉強かなと思いました。
長門先生の指摘は、かなり的確ですし。
初心者は体系的に習うべし、中級者以上は教わり上手になるべし、という気がしました。
具体的に登ったルート
・トータルリコール(5.10b) アップ
・猫の足(右、5.10c) アップ
・ワニワニワニ(5.11B) アップ
・5.10b アップ
・マスター・オブ・ザ・ゲーム(5.12b) 3トライして、ムーヴは一応解決。確実性が低いムーヴしか出来なかったため、繋がらなかった。
ヌメりのない、この時期しか登れなさそうなルートに、宿題を作ってしまいました!
短いながら面白いんで、登りたいですね。