2015年11月28日土曜日

学生さん、いらっしゃーい

11月27日(金)は、クラックリード講習にて、湯川。
前日から引き続きのSI君、復習のKIさん。
<霜が立つ、湯川>

今回もともと、SI君を含む某関西の大学山岳部から、「カムの使い方を教えて欲しい。」というオファーがありました。

本来的には、ジムリード講習、岩場リード講習、クラックリード講習、という順序で受けて欲しいのですが。
<ちょっと寒すぎ>

そこで、妥協点として
「3日間、ジム、ボルト、クラックと講習させてくれれば、最終日に少しは期待に添える内容が教えられると思います。」

という打診。
(学生さんは、大抵は覚えが速いし)
<ボルダー練習>

で、最初は団体講習という話でしたが、最終的にはリーダーの学生1名だけが参加。

「であれば、普段の講習スタイルに混ざった方が、安く講習できるますよ。」
と再打診。

そんな訳で、今回の3日間。
<カムセット練習>

蓋をあけてみれば、初日のジムリード6時間コースでも、ビレイは十分とは言えず。

ちょうど、2日目が雨になったので、2日目もジムリード6時間コース。
さすがに、ビレイは相当分かって来たと思います。
<カムで落ちる練習>

で、最終日は念願のクラック。
カムセットも練習しましたが、リードで落ちる練習では、見事にカムが1つ抜けました(笑)。

「まだまだだ。」
ということも自覚出てて、良い勉強になったんではないかと思います。
<予想通り、学生さんは覚えが速い>

一方で、初日と2日目にやった

・落ちる練習
・墜落距離の計算
・レストしながら、先を読むこと
といった意味も、3日目になって理解が深まった様子。

本人の
「つながって来ましたね。」
という感想が、印象的でした。
<KIさんの無名フィンガー>

また冬に、雪山講習も依頼されております。
今度こそ、団体講習。
これはこれで、楽しみです。

学生時代に参加した文登研を、思い出しますねー。
<通算4トライ目だが、またもワンテン>

具体的な講習内容
・ハンドジャムのコツ
・ジャミングの方向を変えずに引き付ける方法
・ボルダー練習
・地上でのカムセット練習
・リードで落ちる練習
・実践本気トライ
KIさん:無名フィンガー(5.9) ワンテン
<寒すぎて、ダウンを着たままリード>

ちなみに、本日の湯川は粉雪パラつく天気で、極寒でした。
ハンドはともかく、フィンガーとフェースのホールドが凍傷になりそうな寒さです。

デゲンナー以外は、グレードより1つか2つ難しく感じそうでした。

城ヶ崎のシーズン到来ですね。