2016年3月17日木曜日

落ちても大丈夫ですか?

3月16日(水)は、1コマ目がムーヴLv.0。
IR夫妻。

2コマ目が、リード3回目。
女性TOさん、復習参加の男性NMさん。
リード講習中に、こんな質問が出ました。

「ロープと足との位置関係は、~~だと危ないんでしょうか?まぁ、落ちるときは、そんなこと気にしてられずに落ちるんでしょうけど。」

この質問には重大な誤解が含まれていると、私は感じます。
さて、どこでしょう?
私の考えとしては、
「落ちたら危ないかもしれないのに、落ちてしまう。」

という部分が、クライミングにあるまじきものだと思います。

リードでは
「ここで落ちても、99、9%以上、怪我しない!」
という確信の元で、チャレンジングなムーヴをするのがセオリーです。

このセオリーに反することも、かなり際どいトップクライマーが実践しているように見えたりはします。
ただ、彼らはリスク承知でチャレンジングなムーヴをこなしているんであって、初心者的な無謀さとは違います。

しかし、断じて初心者向けではないと思いますよ。
最初の質問に戻って・・・

ロープと足との位置関係を直してからトライすべきなのか、それとも直さなくても大丈夫なのか、落ちる練習でハッキリさせておきましょう。


具体的な講習内容
1コマ目:
・カラビナの持ち方
・コールの回数を減らす意識
・足をスタンスに馴染ませる
・スタンスに乗るか、押すか
・インカットしたホールドを意識する

2コマ目:
・ムーヴアドバイスを数点(クリップ用に手順を変えるか、クリップ前にレストを入れるか)
・ロープの弛ませ具合
・ロープの繰り出し
・反対側の末端処理の意味
・しゃがみビレイ&立ちビレイ
・落ちる練習&止める練習
・スラブ面のオートビレイにて、落ちる態勢の練習

今回は、内容的に半分くらいでしたので、TOさんは第3回を再受講お願いいたします。