2月6日(水)は、リード1回目。
男性SKさん。
登山もクライミングも、それなりに危ない遊びです。「じゃぁ、やらなきゃ良い。」
というのが、インスタントな安全。
「どうやって、少しでもマシにするか考えよう。」
というのが、やっている側の思考回路だと思います。
ただ、これがリードとトップロープでも同じことが起こります。
岩場とジムでも起こります。
クラックやマルチなどと、スポートルートでも起こります。
もちろん、雪山と夏山でも同じ構図です。
こんなことは、誰でも分かっていると思います。
ただ、誰もが局所的にはインスタントな安全も、選択肢に入れると思います。
例えば、ジムのリードで下部がボルダーっぽい感じで難しいとします。
「そういうルートは、やらない。」
「2本目までプリクリして、トップロープ練習。落ちない自信が付いてから本番リードにする。」
とか。
“少しでもマシな安全を獲得する”という思考回路だと
「どうにかクリップ態勢を作って、クリップ先行でボルダーっぽいセクションをこなそう。」
「フォールしたら足から着地するボルダーとして、2本目まではこなそう。(1本目は、最悪クリップしなくても安全には落ちられる自信が必要です。)」
「ビレイヤーの弛み具合、立ち位置などを話し合って、下部核心ルートのベストビレイを目指そう。」
などの発想になると思います。
この思考回路を真っ当だと捉えるか、それとも危険思想と捉えるか。
経験上は、
「全ジャンル的に、インスタントの完全排除は厳しい。とはいえ、インスタントを避ける努力が成長に繋がる」
という印象です。
私自身も含めて、自制心が大事なんでしょうか(笑)。
がんばろ。