2012年5月1日火曜日

不動沢合宿2日目(水平飛行)

2日目は、“尾根の向こう”というHPで有名(?)な後輩夫婦とリッキーと合流して。
本日は、前絵星岩。
このルート、どんだけ面白いか?
それは、近日中に彼らのHPにアップされるであろうから、そちらを見て欲しいです。

一言で言えば、驚くべき充実感&驚くべき短い登攀距離!
さて、みんなクラック経験は10日くらい。
5年前くらいに僕がクラックを教えて以降、ときどきクラックをやっている様子。

彼らは、アルパイン志向なので、山でもカムは使っていますが。
が、彼らは実に上手い!
特に男2人は、僕とクラック能力的にも大差ない。

いや、むしろ、モノによっては既に負けている・・・。

彼らがジムで5.10を頑張っている頃から知っている僕からすると、彼らはそこまで才能あふれる感じでも無かった。
モチベーション、その一言なんだと思い知りました。
で、彼らの努力は

・夫婦の方は、科学的トレーニングと根性を武器に、スポーツクライミングにプロ並みの真剣さで取り組んでいる。
特に、夫が科学担当、妻が根性担当という印象を受けた(笑)。

・リッキーは、とにかく「面白そう!」と思ったルートに対して、「最高のスタイルで登る!」(例えば、オンサイトトライ)というときの集中力が半端じゃない。
(悪い言い方かもしれないが、トレーニング不真面目さランキングで言ったら、トップクラスなのに相当に強いし、上手い。)
実は、今回はそんな彼らから刺激を受けたくなって、こちらからお願いして混ぜてもらった次第。

彼らのモチベーションの高さは知っていましたが、最近はブログなどを眺める程度。
でも、やっぱり本物と登るのは違う!
僕自身、最近はモチベーションが低迷してたんで、
「そんなの真似できないっす!」
と逃げている節がありました。

でも、彼らは本当に楽しそう!

いや、僕もミズガキにいるときは、一般の人から見れば十分にクライミング馬鹿だと思いますが。
彼らは本当に、超が付く!
5年前、彼らにはクライミングスタイルの達成感を伝えたくて、クラックを教えました。
それは、彼らの充実度を高めるのに、かなり大きな影響を与えたようです。
そして、今回は彼らからもっと基本的なことを学べました。

・長期的なスパンでトレーニング
・根性出して登ること
・一瞬の集中力

どれもこれも、情けないことに、以前の方が今以上にやっていたことです。

言い訳はいくらでも出来ますが、彼らを身近にして肌で感じたことは
「そうやった方が、充実して楽しそう!」

ということでした。

僕なりにモチベーションを高めようと、強く思いました。
具体的に登ったルート
・水平飛行を絡めて、前絵星の頂上へ(5P)
1P目(新緑荒野4P目、5.9、オフィズス):リッキーがリード
2P目(水平飛行、5.8):リッキーがリード、噂通りの面白さ
3P目(フレアードチムニー、5.10b):石田リード、本日のオンサイト目標達成
4P目(ケイビングルート3P目?、逆水平飛行!、5.8):石田リード、予想外の面白さ!
5P目(岩塔への歩き、Ⅲ級):リッキーがリード

・晩秋荒野(ワイドっぽいフィスト?、5.10a):
再登

・新緑荒野4P目を、被ったワイド練習のために自分限定でトライ:
全く歯が立たず

・真夏の太陽(ハンド~フィンガー、5.10a):
苦手系なので、トレーニングで再登