2012年9月11日火曜日

クラックリードまでの道のり

9月9日(日)は、小川山にてクラック講習。
常連男性NMさんのクラック体験と並行し、栃木の男性IKさんのクラックリード講習。
クラック講習は、こんな手順で進みます。
目標4日間くらい。

初日:
・ハンドジャム、フットジャムに少し慣れる。
・できれば、その他の基本的なジャミングもやってみる機会があれば、尚良し。
・カムの回収練習、セットの基本説明、などが出来れば、尚良し。

2日目:
・カムのセット練習
・5.8くらいのルートで、疑似リード。
カムを講師がチェックする。
自分がいかに出来ないか、を思い知るという厳しさあり。

・その他の基本的なジャミングに慣れる。

3日目:
・疑似リードを繰り返し、そのルートを実践リード。

4日目:
・疑似リードで、カムセットを復習。
・オンサイトリードに挑戦。
大体、5.9くらいが一撃できて、5.10aくらいがトップアウト出来れば、自分たちだけでも十分にクラックトレーニングに行けるでしょう。

もちろん、根性があれば5.8がトップアウト出来るだけでも、独り立ちは可能です。
今回順調に成果を出したのは、IKさん。
5.8を無事にリード。
続いて、5.9をオンサイト!

ただ、ちょっとフェースっぽいルートだったので、他のクラックに対応できるかは未知数です。
また、終了点作業など、講習していない内容にも多少不安が残りました。
(IKさんは、リード講習などは受けず、クラック講習から参加しています。)
まだまだ講習したい内容はありますが、とりあえず自分でクラックに行ってみても良いと思うレベルです。
ガンバ!
ここから下2枚が、オンサイトトライの様子。
なかなかカッコ良いですね。

そして、満面の笑み!
緊張から解放された、という喜びもあることでしょう。
具体的な講習内容
<小川山、ハコヤ岩>
森林浴(5.8)、冬のいざない1P目(5.9)

IKさん:
・疑似リードでカムセットのチェック
・実践リード

NMさん:
・テーピングの仕方
・ハンドジャム
・フットジャム
・フィンガージャム
・カムセットの基本練習
・カムの回収練習
・カムのラッキング方法

その他、2人ともに:
・スリングの収納方法
・アルパインクイックドローの作り方
・ギアラックの整理方法
NMさんが
「クラックは、講習の合間に自主練習がしにくいので困ります。」
と、言っていたのも印象的でした。