2014年4月6日日曜日

ムーヴ講習は、私にとって受けて欲しい講習

4月4日(金)は、雨中止にてムーヴLv.1。
女性SGさん。

そして、その次のコマに、急遽申し込みのあったリード1回目。
新規男性IKさん。
ブログをやって、だいぶ経ちますが、ムーヴ講習の考え方が1つ大きく変わりました。

それは、ある程度の運動能力があって、独学でグレードが伸びそうな人に対して。

以前
「伸び止まりを感じるくらいまで、独学で登りまくれ!」

最近
「伸びていても、ときどきムーヴ講習も交えて欲しい。」
理由は・・・

経験の浅いうちは、絶対に荒っぽい登りです。

それでも、ムーヴを考えながら登れば、段々と洗練された登りになって来ます。
なんせ、丁寧な登りの方が、省エネだし、難しいルートに対応できるので。

僕の感覚が基準ですが、

荒っぽいクライマー比率は、グレードに合わせて減って来ます。

5.11前半で、5割。
5.12前半で、3割。
5.13以上だと、ごく少数。

同じような相関関係が、一生懸命クライミングに取り組んだ年数にも言えるようです。
老練な技、とでも呼ぶべきでしょうか。

だから、そのうち良くなる部分も大きいから、伸び悩んでからでもと思っていました。
が、講習するうちに・・・。

マルチピッチなどの落ちたら危ないクライミング講習に突入するまでの期間は、私が想像していたより早い人が多いんです。
喜ばしいことに!

だから逆に、荒っぽくても5.11が登れる人が、独学で丁寧さを身につけるのを待っている余裕は無いな、と。
短期間で、マルチピッチのランナウトに耐える安定感を身につけるには、

「あなたは、こういう風に荒っぽい!」
と、指摘されるのが1番だと思います。

ジムグレード向上に直結しない部分もあります。
それでも、マルチピッチリード講習で、お互いの心臓に悪くないムーヴ能力というのが偉大です。

という訳で、主にマルチピッチリードまで目指している常連さんは、ときどきムーヴ講習を混ぜてくれると嬉しいです。
マルチピッチ卒業組の方々も、さらなる安全のために有効だと思います。

1ヶ月に1回でも、4ヶ月に1回でも良いと思います。
どうか、検討してみてください。