4月5日(土)、6日(日)は、越沢にてマルチピッチリード講習。
初日は、女性WNさん、補習で男性NMさん。
2日目は、女性WNさん、男性STさん。
<壁を遠くからオブザベーション>
初登攀の気分で登ることが大事なので、残置無視、トポ無視がスタンダードです。
<マルチリード初回のWNさんは、とりあえず易しいピッチでオンサイト練習>
「あの辺なら、カム効きそうですかねー。」
「傾斜寝てるし、岩もゴツゴツしてそうですかねー。」
とか言い合いながら、オブザベーション。
<午後は、NMさんがリードで、トップアウト狙い>
「あそこまで行ってみて、どん詰りだったら敗退。あるいは、トラバースして別ラインを探る。」
ってのを、おおよそ決めておいて、登攀開始。
<実質、フリーソロに近い1P目>
だから、私から教えることは、本当に少ない。
むしろ、ジムのリード講習から、クラックリード講習に至るまでは、これを念頭に置いているので。
<奥多摩のヨセミテ?>
「クライミングとは、どういう遊びだと思いますか?」
「安全管理とは、どうやるべきだと思いますか?」
といったことを、岩から問われ続ける1日となります。
<とりあえず、フォローしながら学ぶWNさん>
むしろ
「何で、私はこんなに出来ないの?」
と言いたくなるぐらい、突きつけられます(笑)。
<3P目>
・クライミング能力
(単純なグレード or 5.8以下を安定して登る技術)
・ロープワーク
(安全面 or 手際)
・プロテクション技術
・戦略
(ルートファインディング、敗退シナリオ、などなど)
<狭いテラスでの作業>
「もっと、ジム行こう。」
「ロープワーク、頑張らないとダメだ。」
といった強い気持ちになれます。
<1年前とは、別人の安定感を見せるNMさん>
残置を追ってロープワークだけを訓練している人達よりも、ハイレベルな講習ではあります。
<2日目>
・ロープが綺麗に畳めるか
・カムが効かせられるか
・足置きが丁寧か
・敗退を考えながら前進しているか。
<まだマルチ2回目ながら、落ち着きを見せるSTさん>
「そんなことの、積み重ねでしかない。」
「だから、誰でもいつか出来ること。」
ということを、私自身が再認識した2日間でした。
<登竜門的なピッチをリード>
具体的な講習内容
・質問に応じて
・危なっかしい点を指摘
・ルートファインディング、プロテクションのメリハリの、考え方
2日目のジム転戦後:
・ロープの畳み方
・フィンガークラック練習
・懸垂下降の仮固定
<初めてのセカンドビレイ>
<昼前から雨が振り出し、ストーンマジックへ転戦>
<疲労困憊ながら、フィンガー練習も>
<懸垂下降の仮固定>