2014年12月1日月曜日

「私、最近、突然階段を登ったんです。」

11月30日(日)は、マルチピッチリード講習にて、越沢バットレス。
女性WNさん、補習で女性MJさん。
<我らが東屋>

ここ最近、WNさんのクライミング能力が明らかに上がりました。

2ヶ月前は、ジムの5.10bくらいを、オンサイトor5回以内でR.P.するぐらい。

現在は、それが丸々5.10cくらいになりました!
<オブザベ能力が上がってきた2人>

で、登れないときの発言も、ちょっと変わって来ました。

以前:
「やっぱ、登攀力が・・・」
「思い切りが足りないのかなぁ」

現在:
「あそこの小さいスタンスに、もう少し自信が持てれば・・・」
「反動を付けるARさんのような動きがあれば・・・」

つまり、ジムでも反省が、より具体的に!
<薄い記憶の中で>

そして、それが本日のマルチでも、発揮されました。

ムーヴの安定感が増したことで、オブザベーションしながらリードする余裕がアップ!

2ヶ月前と比べて、私も見ていて安心です。
<ハーケンH子>

さらに、リードに精神的余裕が生まれたことで、ビレイ点作業も良い感じになってきました。

WNさんは、MJさんよりマルチ経験もあります。
また、ロープワーク講習を見ていても、若干ですが理解度が先んじています。

先月は、MJさんがビレイ点作業でリーダーシップを取っていましたが、今回はイコールパートナーっぽい雰囲気。

「そうそう、本来それぐらい出来るはずなんですよ。」
と、私も思います。
<プロテクションが難しいピッチ>

先月の講習では、毎回のように核心部でMJさんにリード交代するあまり、自信喪失気味だったWNさん。

「クライミング能力を上げてから、来年再受講かな。」
とまで、言っていたのです(笑)。

で、その階段は、予想外に早く訪れたようです。
<順番待ちもあって、少し気持ちも急いてしまう>

本人も
「私、最近、突然階段を登ったんです。」

と、何度も言っていました。

基礎からやっていること、諦めないことが大事なんでしょうね。
<リードのビレイも、少し上達>

さて、本日のクライミングは、2人が過去に登ったことがあるラインを選択。
登りながら徐々に記憶が蘇る、というパターン。

本当の実力が測れる、オンサイトクライミングではありません。

かなり混雑していましたし、昼ぐらいまでは岩も湿っていたので、仕方ないかと思います。
<薄い記憶の中で:Part2>

ただ、例によって学ぶことは数多く。

・ビレイ点での作業効率
・ライン取り
・懸垂下降のトラブル色々

本日も、なかなか濃い経験になったでしょうね。
<晴れて来た>

来月の予約は1日だけなので、晴れると良いですね~。
<完登!>